6月15日に連邦最高裁判所がLGBTQや性的マイノリティーの人々に対する職場での差別を禁止するという判決を出したことを受けて、人気歌手のテイラー・スウィフトがコメントを発表した。
6月はLGBTQの権利や文化、コミュニティーへの支持を示す「プライド月間」。テイラー・スウィフトは「LogoTV」でビデオメッセージを送り、その中で「性差別や偏見に対して、連邦最高裁判所が出した判決はとても大きな一歩だわ。でも、LGBTQや性的マイノリティーの人々をきちんと保護したり平等に扱ったりできる世の中にするには、まだまだやれることがたくさんあるはず。LGBTQ差別を禁止する平等法(イクオリティ・アクト)はまだ国会を通過していないけれど、かならず成立されるべきものよ」とコメント。
さらに、テイラーは2020年の国勢調査用紙について触れ、「この間国勢調査の用紙を受け取ったんだけど、性別を選択する欄が2つしかなかったの。男性と女性だけ。思わず怒りが沸いたわ。トランスジェンダーや性を持たない人々を無視するような行為よ。一部の人々の情報を集めないようにするということは、世界に対して、マイノリティーな人々を支援するつもりはないと発信しているようなものよ。こんな風に一部のコミュニティを除外するやり方は彼らに対する侮辱といえるわ」と付け加えた。
最後に、テイラーはファンに対して差別を撤廃するべく声をあげるよう訴えた。「今年こそ、私たちが投票という権利を使うべき年よ。不在者投票の方法についても、各州のルールをチェックしておいてね。全てのコミュニティに、きちんと配慮できる人々を選ばなければいけないからね」と呼びかけている。そして「みんなとっても愛してるわ。残りわずかなプライド月間、素晴らしいものにしましょう!良い戦いをしましょうね」と締めくくった。