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大人気アニメ「ザ・シンプソンズ」、有色人種キャラクターに白人のキャスティングをしないことに

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「ザ・シンプソンズ」

世界70カ国以上で放送されている人気テレビアニメシリーズ「ザ・シンプソンズ」が、有色人種のキャラクターに白人の声優を採用しないことが明らかとなった。

「ザ・シンプソンズ」は アメリカ・FOXテレビで1989年に放送開始した、アメリカアニメ史上最長寿番組。これまで、トム・ハンクスやジェイソン・モモアなど数々のハリウッド俳優も登場し、人気を博してきた。

そんな中、Foxが米Peopleの取材に対し「今後、『ザ・シンプソンズ』は白人の俳優が白人以外のキャラクターの声を担当することはなくなります」と応えたという。

今回の発表は、ハンク・アザリアが今年初め、Foxのテレビフランチャイズで物議を醸しているアプー役から身を引くことを発表した後に行われたもの。

ハンク・アザリアが声を務めていたキャラクター↓

https://twitter.com/CactionJosh/status/1276668343337062402

多くの人がこのキャラクターはステレオタイプを悪用しており、白人俳優が声を出すべきではなかったと主張している。

ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、ハンク・アザリアは、降板することに時間がかかったと心境を明らかにした。彼自身の感情を考え「アプーに不快にされた」と言った人々の意見に耳を傾けることに何年もかかった後に決定を下したという。

白人俳優が混血キャラクターを演じることは、これまで度々問題となってきたが、ジョージ・フロイドさんが亡くなった事件をきっかけに「Black Lives Matter」を掲げた抗議運動が世界に広がったことで、より「差別」がエンターテイメント業界で問題視されるようにもなった。先日も、『アナと雪の女王』シリーズでアナ役を務めた人気女優のクリスティン・ベルが、混血キャラクターの声優を降板したことが報道され、話題となった。

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