毎年米MTVが主催するミュージック・ビデオの祭典「ビデオ・ミュージック・アワード」が、予定通り8月30日に開催されることがわかった。
ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏は6月29日、「ビデオ・ミュージック・アワード」が8月30日にニューヨークのブルックリンにあるバークレイズ・センターにて開催されることを発表。さらに「このイベントでは安全ガイドラインに従い、観客数の制限または無観客で実施されます」と、観客がアリの場合は制限をすること、また無観客の可能性もあると明かした。
またどのアーティストが出席するのか、レッドカーペットなどは実施するのか、一部バーチャルな部分もあるのかなどの詳細は明確になっていない。
ニューヨーク・シティは一時、アメリカの中でも最も新型コロナウィルスの感染者数が多い場所のひとつであったが、現在ニューヨーク州は国内で一番感染者数が少ない州となった。ソーシャルディスタンスとロックダウンを徹底した結果だと見られている。
今年5月、MTVは安全にイベントを開催する可能性について、「私たちは政府関係者、医療コミュニティ、主要投資家といかに『2020 MTVビデオ・ミュージック・アワード』をバークレイズ・センターで開催できるか協議しています」と米ビルボードに対して声明で述べ、「関わる全ての人の健康が最優先事項であることに変わりありません。世界中のオーディエンスに音楽最大のイベントをお届けできるよう、いくつかの危機管理計画に取り込んでいます」と続けていた。
現在でも州によっては大勢の感染者が確認されているアメリカ。毎年超大物アーティストが集合するこのイベントは今年、一体どのような対策、演出になるのだろうか。
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