マーベル映画『スパイダーマン』出演で知られる俳優のトム・ホランド。彼は大人になるまで『スター・ウォーズ』シリーズを見たことがなかったようで、『アベンジャーズ』などの監督であるアンソニー&ジョー・ルッソから「見るように」と言われていたことが明らかになった。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)で待望のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)入りを果たしたスパイダーマン。アイアンマンにスカウトされて、“チーム・アイアンマン”として“チーム・キャプテン・アメリカ”を相手に戦った。
同作のとあるシーンでスパイダーマンは、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」の本からページを破り取り、それで自分のクモの巣とともにアントマンの足をくるむといった場面がある。そこでスパイダーマンが「マジで古い映画」と言い放つというジョークのセリフが組み込まれている。
先日『シビル・ウォー』で監督を務めたアンソニー&ジョー・ルッソはFOX 5 DCのインタビューに登場。そこでトム・ホランドが上記のシーンを演じるまで『帝国の逆襲』を見たことがなかったことを明かした。ジョー・ルッソは「びっくりしたよね。トムは本当に若い子で『帝国の逆襲』は彼の年齢の2倍くらいある。だから彼にはもっと古い映画を見なさいって言ったんだ」と、トムに古い名作を見るよう促したと話した。
アンソニー・ルッソはまた別のとらえ方をしたようで「僕は実はすごく興奮したね、だってそんなことは予想してなかったから。トムの感性は僕たちも大好きで評価している。そんな彼のセンスはスター・ウォーズに影響されていないものなんだって驚いた」と話している。
トムが演じるスパイダーマン(ピーター・パーカー)は劇中で『スター・ウォーズ』の大ファンだという設定なのだが、役者本人は見たことがなかったというのはまた面白い話だ。ルッソ監督たちが、トムの映画の知識を深める手助けをしたようだ。