『キャッツ』や『007 スカイフォール』などで知られる大物女優のジュディ・ディンチ(85)がなんとショートムービープラットフォーム「TikTok」に救われたようだ。
TikTokは、スマホ向けショートビデオのプラットフォームで、ここ日本でも大人気のアプリ。ダンスやリップシンクする動画で話題となり、若年層を中心にブームとなっている。TikTokは海外セレブの間でも広まり、ウィル・スミスや、マライア・キャリー、ジェニファー・ロペス、人気バンド「ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー(5SOS)」、ジャスティン・ビーバーらも開設している。
チャンネル4のインタビューでジュディは「TikTokが私の人生を救ったわ」と語った。ジュディは、イギリスのロックダウン期間中に、22歳の孫、サム・ウィリアムズとTikTokでバイラルビデオを撮影していた。ジュディは「目覚めた時、今日は何日なのか、何曜日なのか、はたまた何月なのかと思うこともあるわよね。そして『今日は何をしようかな』と考えるの。そして見通しがたっても『今日は何をすればいいの?』と考えてしまうのよ」とロックダウン中での心境を明かした。
しかし、ジュディは幸いなことに、孫のウィリアムズから忙しくさせられているという。「彼は私にそれ(TikTok)をさせたのよ」「動画のためにリハーサルをしなくてはいけなかった」「もっと頼まれたかったわ」とTikTokを孫と楽しむことによって、退屈な日々から脱出できたようだ。
@sam.williams1 When Bojo let’s you film a family TikTok #fyp #fy #foryou #mother #grandmother #viral #dance @finty.williams1
ジュディは有名劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」のメンバーだが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、劇場が閉鎖されてしまっている状態だ。彼女は「再びオープンするのかしら?わからないわ」「私が生きている間にはないわね」とも口にしていた。