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ハーヴェイ・ワインスタイン受刑者、被害者たちに対し20億円の和解金を支払うことに しかし本人は全然責任を感じていない…?

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ハーヴェイ・ワインスタイン

ニューヨーク司法長官事務所は6月30日(火)、元映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン受刑者から性的暴行やハラスメントを受けた女性たちに対し約1900万ドル(約20億円)の和解金が支払われることを発表した。cnn.comなどが伝えている。

レティシア・ジェームス司法長官は、「ハーヴェイ・ワインスタインとワインスタイン・カンパニーは女性社員を失った。あらゆるハラスメントやひどい扱い、差別などを受け、ようやく被害女性たちは正義を手にすることになった」とコメントを発表。

さらに、「今回の決定は、雇用主によるセクハラや性差別、脅しや報復などの被害を受けた全ての女性たちにとって勝利となるものだ」と付け加えた。

これに対し、ダグラス・H・ウィグダー弁護士やケヴィン・ミンツァー弁護士など、被害者の弁護士の数名がハーヴェイ・ワインスタイン受刑者が自身の行為に対し一切の責任を感じていないことなどを理由に、今回の決定を極めて不公平なものだと批判している。

彼らはCNNの取材に対し、「提案された和解案は被害者に対する完全な裏切りであり、あらゆる方面からみて欠陥があるこの案を司法長官事務所が堂々と提出したことに疑問が残る」とコメントを発表、「まるで勝利を確信したかのような司法長官の発言には驚きを隠せない。被害者を代表する者として、今回の不公平としか言えない和解金に徹底的に反対していくつもりだ」と付け加えた。

ワインスタイン受刑者の弁護士、イムラン・アンサリ氏はCNNの取材に対し、「ロサンゼルスでの裁判や民事訴訟、刑事事件としての有罪判決など、多くの法的問題から依頼人を適切に弁護するため、全力を尽くしているところだ」語っている。

ワインスタイン受刑者は現在、23年の禁固刑に服している。

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