イギリスのメディア「ザ・サン」が自身のことを「DV夫」と表現し、名誉を毀損されたとして訴えている俳優のジョニー・デップ。この裁判がまもなく進展を迎えることとなる。
サン紙の記事の中で、ジョニー・デップは元妻のアンバー・ハードに頻繁に暴力を振るっていたとされていたが、ジョニーはこれを強く否定していた。
サン紙側の代理人弁護士であるアダム・ウォランスキー氏は、ジョニー側が薬物中毒が疑われるメールを提出せず、裁判所の指示に従わなかったことなどから、ジョニーの訴えを棄却するよう求めている。
このメールはジョニーと彼のアシスタントの間でオーストラリア旅行中に交わされたもので、「ハッピーピル」や「白いモノ」といった文言が含まれていた。
アダム・ウォランスキー弁護士は、「この内容はジョニーがMDMAやコカインを常用摂取していたことを物語っており、ハイになった彼が元妻に3日連続で暴力を振るったものと考えられる」と主張している。なおこのメールは、ジョニーがアメリカで起こしているアンバー・ハードに対する名誉毀損裁判の証拠書類の一部として提出されていたものだった。
またサン紙側はこの他にも、2013年から2016年までの間に起こったとされる13のDV行為についても追求するとみられている。
ジョニーは元妻への暴力同様、薬物摂取についても否定している。
訴訟が始まるのは7月7日(火)。ジョニー本人とアンバー、さらにデップの過去のパートナーであるヴァネッサ・パラディスやウィノナ・ライダーが証拠を提出するとみられている。
ジョニーとアンバーは2015年に結婚、ところがその翌年にはアンバーがジョニーから暴力を振るわれたと訴え接近禁止を求めるなど、泥沼の離婚劇へと発展していた。
tvgrooveをフォロー!