7月4日、今年の米大統領選に出馬をすると投稿したラッパーのカニエ・ウェスト。この発言を受け、彼と長年確執のある歌手テイラー・スウィフトのファンが、彼女にも出馬を求める声をあげているようだ。
カニエ・ウェストは米時間7月4日、大統領選に出馬することを発表。ツイッターにて「私たちは今、アメリカの約束に気付くべきです。神を信じること、我々のビジョンをひとつにすること、未来を築くことによって。私はアメリカ合衆国の大統領選に出馬します」と投稿した。これが真剣なものなのか、もしくは何かの宣伝行為なのかはまだ不明だ。
これを見た一部のテイラー・スウィフトのファンは、10年以上も彼女と確執があるカニエに対抗して出馬することを懇願するツイートを投稿。「テイラー・スウィフトが大統領になって、セレーナ・ゴメスが副大統領なんてどう?」と写真付きでツイートするファンや、「ジョー・バイデンは、ドナルド・トランプ大統領&カニエを負かすために、テイラーを副大統領にするって発表する必要がある」「テイラーはカニエに勝ち、アメリカ合衆国初の女性大統領になる」などと続々と声があがっている。
二人の確執がはじまったのは2009年の「MTV ビデオ・ミュージック・アワード」。テイラーが受賞スピーチをしている際、カニエが唐突にステージに割って入り、「テイラーおめでとう。君にスピーチを最後までやらせてあげるけど、この賞はビヨンセが取るべきだったよ」と、世界中が見ている中で横入りしたことから始まった。その後は「Famous」事件などもあり、現在でも対立した状態だ。
このビデオ・ミュージック・アワードでの事件をいじるファンも多く、「もしカニエが大統領に当選したら、彼の最初のスピーチの際テイラーに横入りして『あなたにスピーチを最後までやらせてあげるけど、大統領はビヨンセがなるべきだったよ』って言ってほしい」などと投稿する人もいる。
しかし現実的に、カニエとテイラーの対立が政治の世界にまで及ぶ可能性は今のところない。なぜならアメリカの法律により、大統領選に立候補できるのは35歳以上だからだ。テイラーは現在30歳なため、あと最低でも5年は立候補できない。
ここ数年、政治的発言をし投票を積極的に呼びかけているテイラー。将来政界に飛び込む可能性はあるのだろうか。