トニー賞にノミネートされた過去を持つブロードウェイのスター、ニック・コルデロさんが41歳の若さで亡くなった。米Peopleなど各メディアが報じている。
ニック・コルデロさんは3月上旬に体調を崩し、3月下旬には症状が悪化。コルデロさんは呼吸困難に陥るようになった。彼は救急外来を受診した後、妻にICUに移ることを伝え、その1日後、医師が人工呼吸器に入れることを決めた。彼は人工呼吸器を装着した当初、病院で安定していたが、4月の第2週目に体調が一転した。
4月10日、妻のアマンダ・クルーツさんが、コルデロさんが「命がけで戦っている」と話し、翌日には健康状態が悪化していることを明かした。「肺に感染症があって、新しい感染症で、熱が通常よりも高くなり、血圧が下がり、心臓が不規則なパターンになる原因になったと昨日電話があった」「彼は意識を失い、脈を失い、蘇生しなければなりませんでした。非常に怖かったです。医師たちは彼を取り戻すのに非常に苦労しました」。
その後、コルデロさんは、新型コロナウイルスの合併症のため右脚を切断する手術を受けていた。
生死をさまよいながら闘病生活を続けていたコルデロさんだったが、ロサンゼルスのシダーズ・サイナイ医療センターで現地時間7月5日日曜日の朝に亡くなった。
アマンダ・クルーツさんは彼の生前の写真と共に「愛する夫が今朝 亡くなりました。彼は家族に愛に包まれ、歌い、祈りながら、そっとこの世を去っていきました」「私は不信感を抱き、あちこちで傷ついています。彼のいない私たちの生活が想像できないです。ニックは明るい光でした。彼はみんなの友達で、聞くのが大好きで、助けるのが大好きで、特に話すのが大好きでした。彼は信じられないほどの俳優であり、ミュージシャンでした。彼は家族を愛し、父親であり夫であることを愛していました」とコメントした。
ニック・コルデロさんは、「ロック・オブ・エイジス」などの数々の有名ブロードウェイミュージカルに出演。また映画『Mob Townm(原題)』にも出演するなど、舞台だけでなく映画でも活躍を続けていた。