人気歌手ジャスティン・ビーバーに、“もっと人種差別撤廃のために声をあげるべきだ”とSNSで批判を受けた15歳のシンガーソングライター、アリー・シャーロック。彼女は今回、この時の心境を明かした。
現在15歳のアリー・シャーロックは、ティーンであるにもかかわらず、すでにインスタグラムのフォロワーは120万人を超えており、米人気トーク番組「エレンの部屋」にも出演歴がある。2018年には路上で映画『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラック「This Is Me」をアコースティックでパフォーマンスし、当時13歳であった彼女の大人顔負けな歌唱力で世界の注目をあつめた。
そんなアリーは先日インスタグラムを更新。そこでとてもキュートな笑顔でポージングをしているアリーは、「これがないと生きられないものって何?」と、ファンに質問をしたのだ。
これに対しジャスティンが辛口コメント。現在世界中で人種差別撲滅運動「Black Lives Matter」が行われているが、この問題にアリーが触れなかったことについて「この地球に人種差別がたくさんあるのに、君が無視したり、黙っているのを見ると辛い。黒人のために戦うことは政治的なんかじゃない。それは人間らしさのための戦いだよ!」と批判。反人種差別のためにアリーにもっと自分の影響力を使ってほしいと書いた。
今回アリーはSix O’Clock Showのインタビューに登場。このジャスティンとの出来事があったあと、ネット上でいじめを受けたと明かした彼女は「もう、『何をしても勝ち目がないじゃん』って思った」と話す。
「(人種差別問題について)話すべきじゃないって私に言う人と、話すべきだって言う人両方いた。ジャスティンが批判コメントをした後、インスタグラムにはネガティブなコメントがたくさん来たよ。『ジャスティン・ビーバーが正しい』ってね」と語ったアリー。彼女とジャスティンはこの件の前からオンライン上で知り合っており、DMでは“アリーがアメリカに来たら一緒に曲を作ろう”といったやりとりもしていただけに、今回の彼のコメントにはかなり驚いたと明かした。
アリーは「そもそも私はBlack Lives Matterに関して投稿していたんだよ。すごく重要なことだもん。でも、私はそんな事を語るべきじゃないって批判されたから、削除せざるを得なかった」と、実際に声をあげていたことも話した。それだけに、「ジャスティンのコメントにはショックを受けた」と語った。
アリーは過去にジャスティンの楽曲「Intentions」をカバーし、これをキッカケにジャスティンともやりとりをするようになった。2人のコラボを楽しみにしているファンもいたが、今後どうなっていくのだろうか・・・。