「ゲーム・オブ・スローンズ」などで知られる人気女優のエミリア・クラークがヘルスケアワーカーに感謝の気持ちを込めた手紙を書いた。
エミリアは2011年2月に脳動脈瘤で突然倒れたのだが、そこ時に命を救ってくれた病院のスタッフへ向けて、新刊のチャリティーブック「Dear NHS: 100 Stories to Say Thank You」にて、感謝の意を表したのだ。
「Dear NHS: 100 Stories to Say Thank You」↓
All profits from "Dear NHS: 100 Stories to Say Thank You" will be donated to NHS Charities Together & we'll pass ours onto @childrens_hospital_charity. In our kiosk from Wednesday, and online now for free collection or delivery worldwide.
.#NHS72 #NHS #nhsheroes
.
In Dear N… pic.twitter.com/iSoILtjY4V— La Biblioteka (@LaBiblioteka) July 5, 2020
「すべての瞬間、3週間に渡って、私は決して一人ではなかったの」。彼女は当時のことを振り返る。突然倒れた後の病院のMRIスキャンで、エミリアは、くも膜下出血と診断されたのだ。「私がもし生きて、ひどい欠陥を避けるには、緊急手術をしなくてはならなかった。その時でさえ保証はなかったわ」と過去にニューヨーカー紙に語っている。
今回エミリアが執筆した手紙には、最初に脳のスキャンに関わった看護婦ついても書かれていた。「彼女は私の命を救った」。エミリアに死が迫っている時、「彼女(看護婦)のスキル、迅速な思考、そして彼女の決意」に助けられたという。エミリアは約3時間の手術を受け、ICUで4日間を過ごした。それは「ゲーム・オブ・スローンズ」のファーストシーズンの撮影が完了したすぐ後のことだったという。
治療の後遺症もまた壊滅的だった。エミリアは、脳の外傷により失語症を発症した。さらには自分の名前を忘れ、うつ病にも苦しんだという。「私は医療スタッフに死なせてくれと頼んだ」と彼女はニューヨーカー紙に語っている。
「Dear NHS: 100 Stories to Say Thank You」内の手紙では、医師や看護婦はもちろん、病院の清掃員への特別な感謝のメッセージも送ったエミリア。彼女が現在元気な笑顔を見せてくれているのは、当時エミリアを全力で救い、ケアし、サポートしたヘルスワーカーたちのおかげだろう。
「Dear NHS: 100 Stories to Say Thank You」は、アダム・ケイ(「This is Going to Hurt」の著者)がキュレーションして編集したチャリティーブック。エミリアの他に、ポール・マッカートニー、グラハム・ノートン、エマ・トンプソン、ジェイミー・オリバー、エド・シーランなど、100人の著名人が医療サービスで経験したストーリーを綴っている。