女優のハル・ベリーが先日のインタビューで、トランスジェンダーの男性役を演じないことを決断したと明かした。
ハル・ベリーは現地時間7月6日月曜日に、Twitterを投稿。「週末に、トランスジェンダーの男性としての今後の役作りについて、話し合う機会がありましたが、その時の発言を謝罪します」「シスジェンダーとして、この役を検討すべきではなかったこと、そしてトランスジェンダーのコミュニティは紛れもなく自身の物語を語る機会を持つべきだと、今は理解しています」とツイートした。
— Halle Berry (@halleberry) July 7, 2020
ことの発端は、先週の金曜日。ハル・ベリーは、ヘアスタイリストのクリスティン・ブラウンとのインスタグラムライブのインタビューに登場し、キャラクターについての詳細を明かしたのだが、その際にトランスジェンダーの男性を指す代名詞に「彼女」を使ったことで批判が殺到した。
「この仕事は、有色人種のトランスジェンダーの俳優がやるべき仕事だ。トランスの人が仕事を見つけるのは十分に難しい。また、トランスの男性は男性であり、女性が男性になるのではない」など、ネットから批判のコメントが相次いだ。
今回のハル・ベリーの謝罪に対しては「トランスパーソンとして言わせてもらいます。この早い決断や行動に感謝します」「ありがとう」「批判に耳を傾けてくれたのはよかった。今後も学んでほしい」と彼女の謝罪や役の降板への迅速な決断に感謝を伝える返信が相次いだ。
メディアにおけるLGBTQの平等を推進するGLAADは、ハル・ベリーの今回の謝罪を受けて、「トランスジェンダーの人々の懸念に耳を傾け、彼女は、彼らから学びました。他の権力者も同じことをすべきです」とコメントしている。
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