2016年に離婚した俳優のジョニー・デップと女優のアンバー・ハードが、7日、イギリス・ロンドンにある王立裁判所にそれぞれ到着した。
ジョニー・デップはアンバー・ハードとの離婚について自身の暴力が問題であったかのような記事を出したタブロイド紙「ザ・サン」に対して訴えを起こしており、今回の裁判を通してその内容に反論する予定だ。ジョニーの弁護士であるデヴィッド・ジャーボーン氏は、「ジョニー・デップは『DV夫』ではない」と主張している。
Actor Johnny Depp and his ex-wife, actress Amber Heard, arrived at a London court as Depp launched legal action against a British tabloid over a 2018 article calling him a ‘wife beater’ https://t.co/cK3omLNqw7 pic.twitter.com/EIx8JWJ8kv
— Reuters (@Reuters) July 7, 2020
デヴィッド・ジャーボーン弁護士は、「これはお金のためではなく、自身が正しいと証明するためのものです。これまでの幾度にわたる聞き取りで、ジョニーは潔白であることを主張してきました。今回は、彼についてしまった悪いイメージを払拭するために来たのです」と語り、「アンバーはこの暴力話を勝手に作り上げたのです。ジョニーは決して『DV夫』などではありません。むしろ、ジョニーに対してパンチするなどの暴力を振るったのはアンバーの方です。今回はその証拠も提出します」と付け加えた。
さらに、「どちらか一方が大きな嘘をついているということになります。仮に、今多くの記事で書かれているようなアンバーへの暴力が事実だったとして、ジョニーはわざわざ長い時間のかかる名誉毀損裁判を起こすでしょうか。もしアンバーの主張が、嘘で塗り固められたものだとしたら、今回のような影響力の強いメディアがジョニーのことを『DV夫』として記載したことに対し、彼が裁判を起こしたことは真っ当な行動と言えるでしょう。ここで裁判官が正しい判決を出さなければ、ジョニーのキャリアは終わってしまうと言っても過言ではない」と締めくくった。
また、ジョニーは証言台で自身の暴力行為について、「ケンカが激しくなったときはいつも、なんとか冷静になるよう努めてきた。エスカレートするのを、避けたかったからね」と語っている。