人気SF映画シリーズ『スター・ウォーズ』。続三部作でフィン役を演じ一躍有名になったジョン・ボイエガだが、当初はあの有名俳優たちもフィン役の候補でオーディションに参加していたようだ。
『スター・ウォーズ』は旧三部作の頃からまだ無名の俳優を起用しており、ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミル、レイア姫役のキャリー・フィッシャー、ハン・ソロ役のハリソン・フォードは同作品によって世界的な役者となっていった。
2015年に公開された、エピソード7となる『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』からメガホンを握ったJ・J・エイブラムスも、キャスティングには苦労し、それは長く困難なプロセスだったようだ。
エピソード7から登場するフィンは、当初はファースト・オーダーのストーム・トルーパーで、「FN-2187」という番号で呼ばれていた。そんな彼はレジスタンスのパイロットのポー・ダメロンの助けを借り、ファースト・オーダーから逃亡。その後レジスタンスの活動に参加し、レイやBB-8たちと出会い物語が展開していく。
このフィン役はジョン・ボイエガが演じることとなったが、実はオーディションでは、映画『クリード チャンプを継ぐ男』や『ブラックパンサー』などの出演で知られる人気俳優のマイケル・B・ジョーダンも参加していた。
2013年、マイケル・B・ジョーダンはエピソード7のオーディションを受けたことを認めており、また『ハイスクール・ミュージカル』で一躍世界的スターとなったザック・エフロンも、製作の初期段階で候補にあがっていたという。また『ラ・ラ・ランド』や『きみに読む物語』などで知られるライアン・ゴズリングも候補だったが、『スター・ウォーズ』ファンにとって映画にはマッチしていないと判断されたようだ。
そんな数々の人気俳優から見事フィン役を勝ち取ったジョン・ボイエガ。実はJ・J・エイブラムスが、ジョンが出演した2011年公開の映画『アタック・ザ・ブロック』のジョンの演技を気に入り、『スター・ウォーズ』のオーディションに参加するよう誘ったのだという。オーディションは7ヵ月という長期に渡り行われ、全てのプロセスを経て見事ジョンはフィン役をゲットすることとなった。
