先日、米大統領選に出馬すると発言して世間を驚かせたラッパーのカニエ・ウェストが、新しい政党を立ち上げる計画を告白。また新型コロナウィルスにかかっていた可能性など、幅広く語った。
カニエ・ウェストは今回フォーブス誌のインタビューで、最初に“大統領になる”というアイデアを思いついたのは2015年だと語った。
「俺はシャワー中にラップを書いていたんだけど、そこで“お前は大統領になる”ってフレーズが出てきたんだ。それでヒステリックに笑ってしまって、『これ最高じゃん』って思った。人はこのフレーズがエンターテインメント上のものだと思うだろうけど、本当に大統領になっちゃったらどうなるんだろうってね。どれくらい長い間笑ったかわからない。それが初めて大統領になるアイデアが出てきた時」
さらに新型コロナウィルスに話題が移った際、彼は「自分もコロナウィルスにかかっていたと思う」と告白。病院で検査をしたわけではないが、「寒気がしてベッドの中で震えてた。熱いシャワーを浴びて、回復するにはどうしたらいいかっていう動画を見た。誰かが“ドレイクもコロナに感染してる”って言ってたのを覚えてるけど、俺的には『ドレイクが俺より先に病気になるなんてありえないね!』って感じだった(笑)」と話している。
また新型コロナウィルスのワクチンについては「多くの子供たちがワクチンを打たれて、麻痺になっている。だから新型コロナをワクチンで治療するっていうことに関しては、俺は極端に警戒してる。あれは悪の兆候だ。やつらは人にチップを入れたがってる。天国の門を渡れないようにしようとしている。ごめん、やつらってのは内側に悪魔が潜んでいる人間のことね。悲しいことに、我々全員が天国に行けるわけではなくて、行けない人もいるってこと。次の質問どうぞ」と、独自の見解を語った。
また大統領選に関しては「任命されるのが2020年か2024年か。神は大統領に(自分を)指名している。もし2020年だったらそれは神からの指名。2024年であればそれも神からの指名だ」と、真剣に出馬を考えていると明かした。またすでに副大統領候補も決めているという。
さらに民主党でも共和党でもなく、新しい党で出馬することを決めていると話したカニエ。その党名は「バースデイ党(Birthday Party)」だといい、理由として「もし俺が当選すれば全員の誕生日になるから」だと話している。
カニエ・ウェストは米時間7月4日、大統領選に出馬することを発表。ツイッターにて「私たちは今、アメリカの約束に気付くべきです。神を信じること、我々のビジョンをひとつにすること、未来を築くことによって。私はアメリカ合衆国の大統領選に出馬します」と投稿した。
出馬を表明したカニエだが、これがどこまで本気なものなのかは不明。ブルームバーグが連邦選挙管理委員会(FEC)のデータを確認したところ、ウェスト氏は7月5日時点で立候補に向けた書類を提出していないもようだ。もし実際に申請するとしたら、あと7日以内に出馬をしなければ期限が過ぎてしまうという。今後も彼の動きから目が離せない。