映画『シャイニング』『IT-イット』など数々の名作を生み出しているホラー小説家のスティーブン・キングが、日本の映画『カメラを止めるな!』(2017年)を称賛するツイートを投稿し話題となっている。
スティーブン・キングは7月8日、「ポール・トレンブレーが『カメラを止めるな!』を教えてくれた。もしあなたが“ゾンビが暴れる系”の映画を全て見たと思っているなら、それは間違い。オリジナリティがありとても楽しかった。ありがとう、ポール!」と書き、同作を新しいゾンビ映画だと称賛した。ホラーやSF作家のポール・トレンブレーがスティーブン・キングにすすめたよう。
これに対し同作の監督である上田慎一郎氏も大感激した様子でツイート。「キャリー、シャイニング、ミザリー、スタンド・バイ・ミー、ショーシャンクの空に…貴方の産み出した作品が僕の血肉になっています。貴方の本『書くことについて』はボロボロになるほど読みこんでいます……ありがとう!!」と喜びを語った。
え!え!スティーブン・キングが『カメラを止めるな!』を観てくれた!!
キャリー、シャイニング、ミザリー、スタンド・バイ・ミー、ショーシャンクの空に…貴方の産み出した作品が僕の血肉になっています。貴方の本「書くことについて」はボロボロになるほど読みこんでいます……ありがとう!! https://t.co/XhSboxfsz8— 上田慎一郎 (@shin0407) July 8, 2020
これを見た日本のファンは「すごいことになってますね!」や「世界の上田誕生」などと大盛り上がりの様子だ。
『カメラを止めるな!』は、2017年製作、公開の日本映画。監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの「シネマプロジェクト」第7弾作品。監督・上田慎一郎にとっては初の劇場長編作品であった。
略称は「カメ止め」で、海外タイトルは『One Cut of the Dead』。2018年公開時のキャッチフレーズは「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」「無名の新人監督と俳優達が創ったウルトラ娯楽作」。
予算300万円のインディーズ映画ながら、SNSの口コミ効果で全国公開へと拡大し、国内及び海外の映画賞を数々受賞した。2018年の邦画興行収入ランキング7位(31.2億円)というヒット作品となった。