日本にも13店舗を展開している人気ハンバーガー・チェーンの「Shake Shack(シェイクシャック)」は火曜、6月期で約320万ドル(約3億4000万円)の損失が出たと発表した。ジョージ・フロイドさんの死にともなう抗議活動が激化し夜間外出禁止令が発令されたことにより、店舗の閉店や営業時間の短縮を迫られたことが考えられるという。
同社CEOのランディ・ガルッティ氏は、「現在のように経済が回復しつつある今だからこそ、我々はいつものようにスタッフとコミュニティの安全を第一に優先する」との声明を出し、「現在の売り上げは回復傾向にあり、新店舗もオープンし始めた。この先には急速に成長する機会が必ず訪れると信じている」と語った。
シェイクシャックの第二四半期の利益は9000万ドルを超えている。同社は抗議活動や夜間外出禁止令により営業時間が短縮されていても、時給で働くスタッフには通常の営業時間分の賃金を支払っていた。
また4月には、時給で働くスタッフに対し10%分の昇給も実施した。新型コロナウイルス感染拡大にともなうロックダウンの真っ最中の出来事である。
新型コロナウイルス感染拡大や店舗閉鎖などの影響を受けながらも、同社は第二四半期に、カリフォルニア州サクラメントとロサンゼルス、ノースカロライナ州シャーロット、ミズーリ州セントルイスの4ヶ所に新店舗をオープンしている。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同社は今後さらにデジタルを活用した販売方法に力を入れていくと言う。アプリやWebを活用した同社の売り上げは、4月29日の週では全体の84%を占めていた。
一方同社は、4月に小規模事業者向けの融資とさて1000万ドルを借り入れたものの、事業規模が適切でないとして批判を受け、その後返却している。
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