イギリス・ロンドンにある王立裁判所にて、7月7日から開始されているジョニー・デップによる英メディア「ザ・サン」誌に対する名誉毀損裁判。この裁判にジョニー・デップと彼の元妻であるアンバー・ハードが出廷し、ジョニーから暴行されたと主張した。
現地のレポートによると、現地時間水曜日、アンバーはジョニーから「尻軽女」「売春婦」と呼ばれながら平手打ちされ、蹴られたと主張した。その原因はジョニーが、アンバーとジェームズ・フランコが不倫関係にあると疑っていたからだという。
アンバー・ハードは、ジェームズ・フランコと映画『サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶(原題:The Adderall Diaries)』で共演。ジェームズは過去に精神的暴力に苦しめられた作家役を演じており、アンバー演じる女性記者ラナと恋愛関係になる。同作でロマンチックな関係を演じたことでジョニーは嫉妬したと過去にアンバーは証言している。
また、過去にはアンバーが米ロサンゼルスのダウンタウンにあるアパートのエレベーターに乗り、指定した階に降りると、そのフロアを歩いていき、そしてなんとジェームズを連れて再びエレベーターに戻ってくる映像が公開されていた。
Metro UKによると、ジョニーは、アンバーを暴行したことはないと主張している。しかし、ロンドンの高等裁判所で、当時の妻がジェームズと一緒に仕事をしていることについては「不快だった」と語っていた。それは、アンバーが以前にジェームズのことを「不気味でレイプ的」と呼んでいたからだという。
「彼女はフランコ氏について非常に、非常に、非常に否定的なことをたくさん明かしてくれた。フランコ氏が彼女にキスをしようとしたり、彼女に性的な誘いをかけたりしたことも話してくれた 」とジョニーは裁判所に語ったと報じられている。
ジョニーは、当時一緒に『サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶』を撮影していた2人について、「それは私が嫉妬するようになったきっかけになった…彼女が突然こんなにもフレンドリーで幸せになったことにショックを受けたからだ」と認めた。
また、法廷では「ザ・サン」誌の弁護士サシャ・ワスが、2014年にジョニーがボストンからロサンゼルスに向かうプライベートジェット機の中での出来事について触れた。サシャ・ワスの主張によると、当時、ジョニーはアンバーと対立。その後彼女に向かって「ジェームズ・フランコとやるのが好きなんだろ」「セットでのやるのが好きなんだろ」と叫んだという。