6月10日、「Spotify(スポティファイ)」や「Tinder(ティンダー)」「Pinterest(ピンタレスト)」「メルカリ」といった人気アプリが、iOSのデバイスで利用できない不具合が発生していた。
The Vergeが報じたところによると、専門家たちの見方では、この大きな不具合が発生したのは長年人気のSNSの「Facebook(フェイスブック)」が要因ではないかとされている。
「多くのSNSで、これらをアプリをiPhoneやiPadで利用できなくなっているとの報告があがっている。リアルタイムで不具合を報告するサイトDownDetector.comにも情報が集まっているようだ。なおオフラインでは利用できるため、Spotifyなどで音楽を大量にダウンロードしていれば問題ないが、他のアプリの機能は失われてしまうことになる。これについて、正確な原因はまだ解明されていないものの、専門家はFacebookのソフトウェア開発キットまたはFacebookを通じてアプリへのログインを可能にするシステムであるSDKに問題があったのではないかとの見方を示している。各アプリへのログインにFacebookを経由していないユーザーやAndroidユーザーからは不具合の報告は上がっていない。」と報じられている。
なお、Facebook社も自社のシステムが不具合に起因していることを認めており、「我々も不具合については承知しており、iOS SDKに原因があるとみて調査を進めている」とコメントを発表した。
なお、この不具合は当日午前中には解消され、現在は問題なく利用できるようになっている。
Facebook社の広報担当者は今回の不具合の原因について、「コード変更が要因となった」と、The Vergeに対しコメントした。
去年もFacebookは、運営を行っているInstagram(インスタグラム)がシステム障害でダウンしたことが問題視され、サーバーの設定が原因だったことがのちに発表されていた。