エミリオ・エステベス監督の最新作『パブリック 図書館の奇跡』を7/17(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開する。
ポスト・マローン、カーディ・Bら、ラッパーたちが続々とスクリーンデビュー
2020年グラミー賞で年間最優秀レコード賞と最優秀ポップ・パフォーマンス賞の2部門にノミネート、若干25歳のラッパー、ポスト・マローンはNetflix「スペンサー・コンフィデンシャル」(20)に初の出演を果たし、その演技力の高さが話題になり、主演のマーク・ウォールバーグも絶賛。女性アーティストとして史上初グラミー賞最優秀ラップ・アルバム賞受賞のカーディ・Bは『ハスラーズ』(19)でスクリーンデビューを飾り、元ストリッパーの彼女が、まさにストリッパー役を演じて注目を浴びた。
2012年にラップソング「My Vag」が話題を呼んだオークワフィナは、『オーシャンズ8』(18)、『クレイジー・リッチ!』(18)などの話題作で女優としても精力的に活躍、『フェアウェル』(19)でゴールデン・グローブ賞主演女優賞受賞を果たしたことは記憶に新しい。近年では、ラッパーが続々と映画出演し、彼らのマルチな才能には注目が集まっている!
カニエ・ウエストと「ジーザス・ウォークス」(04)を共同制作しグラミー賞最優秀ラップ・ソングを受賞、『グローリー -明日への行進-』(15)の主題歌「Glory」をジョン・レジェンド、コモンと共作し、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞、グラミー賞受賞を果たしたライムフェストが、本作でホームレスのビッグ・ジョージ役として初長編映画デビュー!劇中のジョージ役は、自分は政府に頭の中に “レーザー・アイ”を仕込まれたと思い込み、長く見ると相手が死んでしまうという、メンタルヘルスの問題を抱えている複雑なキャラクターを見事に好演しマルチな才能を発揮している。
マルチな才能を発揮複雑なキャラクターを見事に演じるラッパー、ライムフェストの演技力にも注目の本編映像解禁!
この度、解禁された本編映像では、ホームレスの集団が公共図書館を占領するシーン。
駆けつけた警備員にいち早く気づいたホームレスの合図で、皆で協力してドアを抑え込む。そんな中でも、我関せずマイペースに読書しているジョージ。籠城に巻き込まれ、ホームレスと行動をともにすることを決意した図書館員のグッドソン(エミリオ・エステベス)は、目をあわさないよう意識しながら「その棚で ドアを塞いでくれないか」とお願い。ジョージは、背を向けたまま「なぜた」と聞き、「警備員が入ってくると困る」と説得しても、目線を下げたまま同じ言葉を繰り返す。痺れを切らしたグッドソンは「レーザー・アイさ」とこたえると、途端に慌てはじめ「奴らも政府の犠牲者か」とたずねる。
「そうだ 見られたら死ぬ」とジョージの会話にあわせると、すっくと立ち上がり、近くにある大きな本棚を唸り声をあげながら動かし始め、周りのホームレスたちも手伝いに駆けつける。一部始終を警備室で監視カメラ越しに眺める警備員と図書館長のアンダーソン(ジェフリー・ライト)。すると、警察が到着。事態が次第に大きくなっていく展開を予想させるシーンになっている!
劇中では、ライムフェストが書き下ろした、格差やメディアの偏向報道についてのリリックが心に刺さる「Weaponized」もかかり、物語へ引き込まれること間違いなし!複雑なキャラクターを見事に演じたライムフェストの演技と、メッセージ性あふれるラップをぜひ一緒にチェックしてみてください!
タイトル:『パブリック 図書館の奇跡』
製作・監督・脚本・主演:エミリオ・エステベス(『ボビー』『星の旅人たち』)
出演:アレック・ボールドウィン(『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』)、テイラー・シリング(「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、クリスチャン・スレイター(『トゥルー・ロマンス』「Mr.㻾obot/ミスター・ロボット」)、ジェフリー・ライト(『007 カジノ・ロワイヤル』)、ジェナ・マローン(『ネオン・デーモン』)、マイケル・ケネス・ウィリアムズ(『それでも夜は明ける』)、チェ・“ライムフェスト”・スミス
2018年/アメリカ/英語/119分/スコープ/5.1ch/原題:㼀he Public/日本語字幕:髙内朝子 提供:バップ、ロングライド 配給:ロングライド