人気海外ドラマ「glee」でサンタナ・ロペス役を演じた女優のナヤ・リヴェラが、カリフォルニア州ピルー湖で行方不明になった事件について、徐々に詳細が明らかになっている。
ナヤ・リヴェラは8日水曜の午後、4歳の息子ジョージー君と共に湖へボート遊びに出た。その後、ジョージー君だけがボートの上で発見されたが、彼は捜査員に対し、母親は「泳いで行ったまま戻ってきていない」と語っているという。
捜査員によると、ナヤはまだ見つかっておらず、捜索は難航している。また近隣の防犯カメラにはナヤと息子が2人で湖を訪れる様子が記録され、現在ネット上でも公開されている。
ロサンゼルスタイムズ紙は、実は以前にも、この湖で悲劇的な出来事があったことを報じている。
1994年から2000年の間には、7人もの人がこの湖で溺死。その後も3人が溺死で亡くなった人たちがいるという。記事では「溺死した人物の多くは、規制エリアに侵入したスイマーだった」と記されている。
さらに同紙は「公園の管理者は、時期によっては突風と最大160フィート(約50メートル)にもなる水柱が、スイマーを素早く追い込むことがあると語っている」とも報じている。
管轄するヴェンチュラ郡の保安官ケヴィン・ドナヒュー氏は、湖のコンディションが悪く、ナラを探し出すのが難しいとし、捜索活動はまるで「干し草の中から針を見つけ出すようなものだ」と語っている。
さらに、「捜索活動は難航しており、手がかりや彼女を見つけるまでに数日かかるかもしれない。湖は広大で、深いところまで捜索するには限界がある」と付け加えた。
また、ナヤはこの湖に何度も訪れており、ある保安官は「この場所は彼女にとって癒しのスポットだったのではないか。とくに行方不明になった水曜は他に誰もおらず、訪れるには最適だった」と明かしている。