日系アメリカ人のスタン坂井が描いたアメリカンコミックス作品「兎用心棒(原題:Usagi Yojimbo)」をもとにしたCGIアニメが、ネットフリックスで配信されることがわかった。
約35年前に発売された「兎用心棒」の舞台となるのは、江戸時代初期の日本。そこでは人間の代わりに擬人化された動物が住んでいる。主人公ミヤモト・ウサギ(宮本兎)は兎の浪人で、用心棒として路銀を稼ぎながら武者修行の旅を続けている。
今回、ネットフリックスはこの作品を基にCGアニメ化し配信することを発表。タイトルが「Samurai Rabbit: The Usagi Chronicles」になることもわかった。このコミックが放送されるのは初めてである。
「Samurai Rabbit: The Usagi Chronicles」では時代設定はかなり先の未来となり、主人公はミヤモト・ウサギの子孫である兎侍のユウイチ。ユウイチが真の侍になるまでの冒険を描くという。またユウイチははみ出し者で構成されたチームのリーダーであり、賞金稼ぎ、忍者、スリ、ペットのトカゲなど個性豊かなメンバーを率いる。
このチームはモグラや、鉄の翼を持つコウモリ、異次元からのモンスターなどと戦い、最強の兎侍になろうと奮闘する。
筆者のスタン坂井は製作総指揮として同作品に参加。『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)で監督を務めたジェームズ・ワンらも製作総指揮を務める。
スタン坂井は「ガーモンとネットフリックスと仕事ができて光栄です。私も制作のすべてのステップに関わっており、これから進む方向にとても情熱を持っています。多くの才能ある人々とコラボレートすることにより、ウサギのユニバースを広げることができて素晴らしい。35年以上支えてくれているファンや友人、家族に感謝します」と声明で語った。