先日、米大統領選出馬を発表したが、その10日後に取りやめたと伝えられたラッパーのカニエ・ウェスト。しかし今回、彼が新たに出馬のための書類を提出したと報道された。
カニエ・ウェストは7月4日、「大統領選に出馬する」とツイッターにて発表。この発言がどこまで本気なのか、または宣伝行為なのかは不明であった。するとこれから10日後の7月14日カニエのアドバイザーとして雇われたというスティーヴ・クレイマー氏はニューヨーク・マガジンに対し「カニエはやらない」と語ったのだ。彼によると、圧倒的なほどの人数がカニエを大統領にしようと署名したというが、カニエの出馬表明はタイミングが遅く、連邦選挙委員会(FEC)に申請するには時間が足りなかったため、出馬を取りやめにしたと語った。
しかし今回、米オクラホマ州の選挙委員会はPeopleに対し、カニエが「11月に出馬するための公式な書類を提出した」ことを認めたという。カニエは政党登録の提出期限の最終日に申請し、規定の3万5000ドル(約385万円)を支払ったそうだ。
さらに7月15日、カニエのチームは連邦選挙委員会(FEC)にも申請書類を提出。自身の選挙活動の名前を「カニエ2020」と指定したという。
彼が属する政党名は「BDY」と書かれていた。カニエは以前、フォーブス誌のインタビューにて自分の新たな政党「バースデイ党(Birthday Party)」を立ち上げることを明かしていた。理由として「俺が選挙に勝てばみんなの誕生日になるから」と語っていた。
政党登録は済ませたが、まだ立候補者としての申請は済ませておらず、このままでは正式に立候補者とはならないという。カニエが次に踏むステップはこれだ。
カニエの展開が読めない行動に、世間は「売名行為」「カニエ劇場」などとの反応も。フォーブス誌に対し「もう既に副大統領候補も決めている」などと、詳細のビジョンも語っていたが、果たして今後どうなる・・・?