熱狂的なディズニー・ファンを公言するYouTuberが、営業再開したフロリダのディズニー・ワールドを訪れた際に実況中継した動画が大炎上している。2人で訪れた内の1人が体調不良を訴えていたにもかかわらず、パークで遊び続けたのだ。
「That Crazy Disney Lady」という名前で活動しているYouTuberのトーニャ・ブレイキー。現在チャンネル登録者数は1万人以上にのぼる。話題となっているのは、彼女が金曜と土曜に投稿した約10時間にも及ぶ動画だ。動画内で、彼女と友人のロビンはマジック・キングダムを訪れ、スプラッシュ・マウンテンを楽しんだ。しかしその後、ロビンが体調不良を訴えたのだ。
ブレイキーは、ロビンが以前ナッツ類を摂取すると息苦しくなると言っていたことから、アレルギー症状であると主張。ロビンを救護センターに連れていった。最終的にロビンは症状を和らげるエピペンではなく、アレルギー薬ベナドリルを使用した。しかしながら症状はすぐに悪化し、救護センターに戻ることに。動画内でトーニャは、ロビンの血圧があがり、激しい嘔吐をしていたと明かしていた。しかしロビンは決して病院に行こうとしなかったという。
コメント欄はすぐにロビンの症状を疑う声で溢れかえった。アレルギー反応ではなく、新型コロナウイルスの症状ではないのかとの声もあがった。
トーニャはすぐさまこれに反論、ロビンのは新型コロナではないと主張した。
トーニャは、自身のFacebookで作成したディズニー・ファン専用のグループについて言及した上で、「これ以上ロビンが新型コロナだって言ったら、グループから抜けてもらうわ!ロビンはアレルギーだって言ったでしょう。もし彼女が新型コロナだったら、ディズニーに来ようとなんてしないわよ!」と語っている。
視聴者の1人であるジェニー・ニコルソンは、15万7000人のフォロワーを抱える自身のツイッターにこの動画を投稿。ロビンの症状である「咳、息切れ、嘔吐」を書き連ねた。なお、このツイート内の動画は著作権侵害の理由から現在削除されている。
I'm not saying the channel name and I'm not inviting anyone to go harass these ladies if they find it; I'm sure they're nice ladies who think they're invincible and everything's good. But this is why theme parks shouldn't be open in a pandemic
— Jenny Nicholson (@JennyENicholson) July 12, 2020
さらにジェニー・ニコルソンは続くツイートで、ロビンが救護センターのアドバイスを無視し、更なる治療を受けていないことを強調した。ジェニーはロビンに対して嫌がらせする意図はないとしながらも、2人の判断には疑問が残ると主張した。
ジェニーはツイートで、「2人は自分たちのことを完璧で無敵だと思っている素敵な女性だと思うけど、こういうことが起きると、テーマパークはパンデミック中にオープンするべきなのかとつくづく考えさせられるわね」と綴っている。なお、この動画はわずか2日間で100万回以上再生されている。