英メディア「ザ・サン」誌に対し、「妻を殴るもの(Wife Beater)」と見出しを付けたことを理由に名誉棄損で起訴している俳優のジョニー・デップ。現在、ジョニーや元妻アンバー・ハードらが裁判所に出廷し証言をしているのだが、この中でアンバーが新たに「最初に手を出したのは自分」だと自ら言っている音声が公開された。
7月20日に行われた裁判では、結婚当時2人がケンカをしている音声が流された。そこでアンバーがジョニーに対し「クソ子供っぽい」と呼び、手を出すぞと脅している場面も聞かれた。
この音声ではアンバーが自ら、ジョニーに対して手を出したことを認める発言もしていた。彼女は「ちゃんと顔に平手打ちしなくてごめんなさいね、でも私は叩いた(Hit)だけ。殴って(Punch)はない」と話し、「殴ってないから。叩いただけだから」と繰り返した。
またアンバーは音声で「私の手の動きが実際どうだったかはわからないけど、あなた(ジョニー)は大丈夫じゃん。あなたにケガをさせてない。叩いたから。でもまた暴力的にならないとは約束できない・・・ああ、私たまに本当に怒りがおさえられない。見失っちゃう」と、時に自分を見失うほど怒ってしまうと自分で分かっていると話していた。
先日の裁判では、ジョニーとアンバーのプライベートナースであったデビー・ロイドも証言。ジョニーが「とても暴力的になった」として告発されている2015年3月23日に関し、デビーは「実際に殴ったのは、ジョニーではなくアンバーだった」と主張。またアンバーはジョニーに対しレッドブルの缶も投げつけたと法廷で主張した。
今回の裁判は、ジョニー・デップが、英メディア「ザ・サン」誌が彼の事を「妻を殴る者(Wife Beater)」と表現したことを受け「事実ではない」とし、名誉棄損で告訴したもの。これまで、ジョニーがコカインを並べ眠りについている写真や、ジョニーの指が切断したときの現場の写真などが公開されている。