今年11月に行われる米大統領選挙に出馬をした、ラッパーのカニエ・ウェスト。先日自身初となる選挙集会で演説をしたのだが、それが原因で妻のキム・カーダシアンが怒っており、カニエがSNS上で取り乱しているようだ。
初の選挙スピーチをしたカニエ・ウェスト
カニエは7月19日の選挙演説にて、神への信仰心やアメリカにおける人種差別などについて力強く訴えた。その中で彼は、妻キム・カーダシアンとの間にできた第一子であるノース・ウェストに関し、一時は中絶も考えたと告白。結局はキムの意思でノースを産んだのだが、今になりカニエは中絶を考慮したことを後悔しているようで、涙を流しながら語った。
さらに感情的になったカニエは「俺は娘を殺しかけた!娘を殺しかけたんだ!」と叫ぶ場面も見られた。
そしてこの選挙演説の翌日である現地時間7月20日、カニエはツイッターに連続で投稿。突如「映画の『ゲット・アウト』は俺の話だってみんな知ってる」と書き、2017年のこの映画は彼自身のストーリ―だと書いた。『ゲット・アウト』は白人のガールフレンドの実家を訪れたアフリカ系アメリカ人の青年が体験する恐怖を描いている。
その後もカニエは以下のようなツイートを投稿。
「俺は神に人生を任せた。ノースのママがプレイボーイの写真を撮らないようにって。俺はここにいる・・・捕まえにこい」
「神に」
「もし俺がマンデラのように閉じ込められたら 皆いつかその理由を知るだろう」
「俺は妻を愛してる 俺の家族は俺の横で生きていくべきだ EやNBC(TV局)次第にはさせない」
「キムが医者と一緒にワイオミング州に向かっていて、俺を閉じ込めようとしている。映画の『ゲット・アウト』のように。俺が娘の命を救う話をして泣いたからだ」
「もう音楽に集中する」
しかし日本時間7月21日13時半現在では、上記の多くの投稿は削除。最新の投稿は、「DONDA、金曜日にリリース」と書き、7月24日に新アルバム「DONDA」をリリースすることを告知し、トラックリストの写真も載せた。こちらは削除されていない。
カニエの大統領選出馬に関しては、初期から「宣伝や売名なのでは」といった疑いの声があった。実際に演説をする段階までは進んだが、今日は「音楽に集中する」と投稿している。
また関係者がET誌に語ったところによると、妻キム・カーダシアンはカニエがノースの中絶を考えたことを公けで語ったことに関し怒っているという。キムはノースが大人になった際、カニエのスピーチを見て傷ついてしまうと心配している。
カニエの不安定な発言や投稿に対しファンは「あなたのために祈る」「安全でいてね。あたなを愛する人たちが、助けようとしている。あなたは私のアイドルで、こんな目に遭っているのを見たくない。ファンはあなたをいつも応援しているよ」などと心配の声を投稿している。