シンガーソングライターとしての腕前だけでなく、芸術家としての才能も見せ始めた歌手のエド・シーランが話題となっている。
イギリス国内で経営する店舗やパブが立ち並ぶ一角サフォーク・エステートに、あるアーティストから謎の多い絵画が届いた。一体誰が手掛けたのだろうか…。
「The Hat(ザ・ハット)」と呼ばれる謎多きアーティストは、ロックダウンの期間中、多くの企業や店舗にアートを寄付している。そして彼は、世界的に有名なストリートアーティスト「バンクシー」のように、その本名や素顔を公開していない。
ある日、目が覚めて玄関を開けると、絵画が置かれていたという人物もいる。トリルビー帽のようなものが描かれたその絵画には「stay safe(安全に)」というメッセ―ジと、「who is The Hat」というWebサイトに繋がるURLが添えられているという。
実は昨年、エド・シーランが似たような絵画をインスタグラムに投稿している。彼自身は「The Hat」であることを否定しているが、周囲の人物は彼ではないかと依然疑っているようだ。
エドの投稿↓↓
エド・シーランは現在、歌手活動を休止中で、イギリス国内に購入した土地に妻であるチェリー・シーボンと共に暮らしている。実は最初に謎のアーティストから絵画を送られたのは、この土地からわずか3マイル先のイースト・アンジェラこども病院のチャリティーショップなのだ。
チャリティーショップのマネージャー、サラ・アラートンはイギリスがロックダウンに入った3月23日に2つの絵画を受け取った。彼女は、「お客さん達の間でも、エド・シーランの絵なのかどうかという話題で持ちきりなんです」と語っている。
さらにホテルやカフェなど、多くの企業に絵画が送られている。「The Hat」は自信のWebサイトで、「貧しい家庭に生まれた60代の男性」だと明かしており、「最近になってアートへの愛と才能に気づいた」とつづっている。
しかし、この内容はエドによる冗談なのではないかと受け取る人々も多い。エドの両親の絵画の業界で活躍しており、彼自身も昨年、絵画を楽しんでいると明かしていたからだ。