人気ドラマ「glee/グリー」出演で知られていた、女優のナヤ・リヴェラ。彼女は先日水難事故に遭い亡くなった。これに対し、共演者で俳優のクリス・コルファーが長文エッセイを発表した。
7月8日(水)、「glee/グリー」のサンタナ・ロペス役で知られるナヤ・リヴェラは、息子のジョージー君(4)とともに、アメリカのカリフォルニア州ヴェンチュラ郡にあるピルー湖へ旅行に出かけた。
ふたりはボートをレンタルし、湖での遊泳を楽しんだが、ジョージー君だけがボートに一人でいるところを発見され、ナヤが行方不明となっていることが発覚し、捜索が開始。懸命な捜索が行われ、7月13日(月)に遺体となって発見された。
今回、「glee」にてカート・ハメル役を務めたクリス・コルファーはVariety誌にてエッセイを公開した。
「彼女は自分がアドバイスが欲しいときに聞きに行くような、姉的存在でした。ナヤがいてくれるだけで守られている気持ちになったし、どんな状況であろうと彼女はサポートしてくれるって分かっていた。偉い人に対し声をあげることを怖がらない人だった。不当な扱いを見たらすぐに指摘して、常に真実を話していました。聞きたくないことだとしても」と書いたクリス。
またクリスはナヤのことを「本当に面白くて発言をメモしたくなる」ような人物であり、その場の雰囲気を瞬時に明るくする人だと書いた。「あるとき、俳優と監督が険悪なムードになっていた。そのときにナヤがいたずらっぽい顔をして僕に『今って“うちのDVDプレーヤーが壊れてる”って言っちゃいけないタイミングかな?』って聞いてきたのは忘れられません」と、彼女の明るいエピソードも明かした。
ナヤを失ってしまったことについて「実際、彼女を失ったことを受け入れるのは悪夢のよう。ナヤは本当に現実に存在したのか、もともと夢だったのかなんて考えてる。だって本当の人間であんなに才能があって、あんなに面白くて、あんなに美しくあるのなんて不可能でしょう?どうやったらこんなにたくさんの楽しいことや素晴らしい思い出を作りだせるの?」と綴った。
最後に「ナヤは、彼女にしか埋めることのできない穴を残していった。彼女のような友人を持つことは、短い間であったけど、信じられない程の恵みでした」と書いたクリス。彼のナヤへの想いはきっと届いているはずだ。