先日、28歳の誕生日を迎えた人気歌手のセレーナ・ゴメス。彼女が新しく、メンタルヘルスへ問題を抱える人を支援する基金を設立したことを発表した。
セレーナ・ゴメスは7月22日に28歳の誕生日を迎え、誕生日当日に寄付団体「The Rare Impact Fund」を設立したことをRare Beautyのインスタグラムにて発表。この団体はメンタルヘルスのサービスを十分に受けることができないコミュニティを支援するといったものだという。寄付の目標金額は10年で1億ドル(約110億円)。セレーナのコスメブランド「Rare Beauty」全商品の売り上げの1%もこのファンドに寄付されるという。
自身も“躁うつ病”と診断されたことがあるセレーナ。彼女は「『The Rare Impact Fund』を実現してくれた人々に感謝します。Rare Beautyを立ち上げた時から私たちは恩返しがしたくて、特に自分の人生にも大きな影響を残したメンタルヘルス医療に関して何かしたかった。『The Rare Impact Fund』は多くの人の人生に直接影響を与え、やがて世界を変えます」と書いた。Rare BeautyのCEOであるスコット・フリードマンは今後10年で1億ドルの基金を集めたいと明かした。
またRare Beautyは、メンタルヘルスに関する協議会である「Rare Beauty Mental Health Council」も設立。有名大学からの専門家がアドバイザーとして在籍しており、この協議会を導いていくという。
セレーナは以前より自身のメンタルヘルス上の苦しみをオープンにしていた。また今年4月には躁うつ病だと診断されたことも、歌手マイリー・サイラスの生配信番組で明かしていた。
セレーナは「最近、アメリカ最高峰の精神病院であるマクリーン病院に行ったの。そして私が長年、異なる多くのことを経験したことを話し、結果私が双極性障害(躁うつ病)であることに気づかされたの」と告白した。