20歳のSNSインフルエンサーが、ハワイ州が定める14日間の自主隔離義務に違反したとして、今月初旬に逮捕された。彼女はハワイ州に到着してからわずか4日後、レストランで食事をしたり買い物に訪れたとされている。
州の発表によると、逮捕されたのはアン・サラマンカ(20)で、7月6日にハワイ州ホノルルに到着した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、州外からの渡航者は14日間の自主隔離が義務づけられているが、彼女は到着から4日後には外出したものとみられている。
アン・サラマンカの行動は動画に記録されており、アラモアナ・ショッピングセンターの化粧品店に入店する様子や、ホノルル市内の韓国料理店で食事する様子が残っていたという。
現地メディアKITVによると、アンは「ミカ・サラマンカ」という名前でフィリピンを中心に活動するSNSインフルエンサーで、今回もフィリピンのマニラから訪れたそうだ。
逮捕後、アンは自身のSNSに動画を投稿。今回の騒動について「私はハワイに到着後、間違った行動をしてしまいました。すぐに外に出てしまったのです。本当にごめんなさい」とフォロワーに向けて謝罪した。
また、アンはこのような行動に出た経緯について、滞在先に警官がやってきて、「PCR検査で陰性であれば、外出しても構わない」と言われたと主張している。
一方、ハワイ州の司法長官は彼女のこの発言を真っ向から否定している。司法長官のクレア・コナーズは、「アン・サラマンカさんは、多くのフォロワーに触発されるような形であのような危険な行動に出たのだと思われる。(感染拡大が進む)現在のような厳しい状況の中で、間違った情報を流されるのは非常に遺憾だ」と語った。
アンはその後、罰金2000ドル(約22万円)を支払い釈放された。
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