女優のアンバー・ハードは7月28日、イギリス・ロンドンにある王立裁判所にて行われた裁判の結審に出席した。この裁判は元夫で俳優のジョニー・デップが、イギリスのタブロイド紙「ザ・サン」に対して彼のことを「DV夫」と記載したことについて訴えたものだ。裁判後のアンバーが世界に向け声明を述べた。
裁判中の全日程を通して、アンバー・ハードとジョニー・デップは対立を続けており、ジョニーは暴力疑惑を否定していた。
アンバーは裁判所へ続く階段で立ち止まり、以下の通り声明文を読み上げた。
“It has been incredibly painful to relive the break-up of my relationship”
Johnny Depp’s former wife Amber Heard makes statement outside High Court in London on final day of libel casehttps://t.co/aKapGFgiyi pic.twitter.com/5C6CvowMFA
— BBC News (UK) (@BBCNews) July 28, 2020
「私は証人として、この裁判で証言するためにイギリスにやってきました。2016年に接近禁止命令を取得することができ、離婚も成立しました。私は前に進みたかったのです。だから、本当は法廷には来たくありませんでした。過去の関係や当時の心境、疑心暗鬼になる気持ち、そしてなによりジョニーとのトラウマになるような生活を思い返し、それらが法廷で公けにされるだけでなく、全世界へ放送されるのは大きな痛みを伴うものでした」と、語り始めた。
さらにアンバーは、「私は証言台に立ち、裁判員に対し真実を語ることを誓いました。このような裁判で貴重な資源が消費されることを心苦しく思いますが、これらの資源が新型コロナウイルスによって遅れている様々な法的問題に還元されれば良いと思っています。イギリスとアメリカの弁護士、弁護団の献身と努力、サポートに感謝します」と付け加えた。
アンバーはさらに、「そして、裁判中の私の安全を確実なものにするために尽力してくださった警察官の皆様、裁判所のスタッフ皆様に感謝を申し上げたいです。そして最後に、世界中のファンの皆様から多くの温かい支援や応援のメッセージをいただきました。これらは私に力を与えてくれています。私もみなさんにお返しできるよう、がんばります」と締めくくった。
両者反論し合う泥沼裁判はいつまで続くのだろうか…。