人気歌手のテイラー・スウィフトが先日発売したアルバム「フォークロア(原題:folklore)」。このアルバムのロゴについて、アフリカ系アメリカ人デザイナーのものを盗用したものではないかという声が上がり、テイラー本人が反応した。
7月28日(火)、アメリカの情報番組「グッドモーニング・アメリカ」にテイラー・スウィフトの代理人が声明を発表。アフリカ系アメリカ人アーティスト、アミラ・ラスールからの告発に応じた。
アミラ・ラスールはオンライン上で自身のブランド「The Folklore」を展開している。テイラーの代理人は声明の中で、「昨日いただいたお声を受け、今回の問題は、アルバムに関連したいくつかのグッズにつけるロゴに書かれた『folklore album』の前に『The』とつけていたことと確認致しました。今後のグッズ製造にあたり『The』を『folklore album』の前につけることはありませんし、すでに製造されたものが販売されることもありません」と明かしている。
さらに、「彼女が声を上げてくれたことをありがたく思っています。すでに『the』のついたグッズを購入されたお客様には、ただちに新しいロゴがついたものを発送するよう、手配しております」と付け加えた。
アミラ・ラスールはその後ツイッターを更新。テイラーとそのスタッフ達の対応の早さに感謝の言葉を綴った。彼女はツイッターで、「テイラーとそのスタッフの皆さんは、私のブランドに関わりかねない損害をすぐに認め、対応してくれました。本当に素晴らしい。彼女は、女性アーティストの著作権を守るための力強い味方です。同じ立場に立って考えてくれて、本当によかった」とコメントした。
彼女が展開するブランド「The Folklore」は、主にアフリカ雑貨を販売している。彼女は24日、自身の商品ロゴがテイラーの最新アルバムグッズのロゴと酷似していることに気付き、以下のようなツイートを投稿していた。「ちょっと待って、テイラーの最新アルバム、タイトル『Folklore』だけじゃなくて、そのロゴまで私のをパクってるんじゃない!?」とコメントした彼女は「大きな会社や、超有名人に小さな会社のオーナー達が作品を奪われてしまう傾向がある。こんな露骨な盗作行為を許すことなんてできないわ!」とインスタグラムのストーリー機能を使って訴えていた。
問題が解決した翌日、ラスールは何千人ものフォロワーに向けて、自身の弁護士とテイラー側が連絡を取り、次のステップに向けた行動に入っていると明かした。
30日、テイラーはこれを受けたツイートを更新。「アミラ、あなたの活動、素晴らしいわ。是非、あなたの会社や8月3日に実施される『Black in Fashion Council 』にも協力させて!寄付するわね」とコメントしていた。
Amira, I admire the work you’re doing and I’m happy to make a contribution to your company and to support the Black in Fashion Council (launching on 8/3) with a donation 💗@thefolklore @amirarasool @bifcglobal #blackinfashioncouncil
— Taylor Swift (@taylorswift13) July 30, 2020