人気SFシリーズ『スター・ウォーズ』のエピソード6である『ジェダイの帰還』(1983年)と、スティーヴン・スピルバーグ監督の『E.T.』(1982年)に、意外な共通点があることがわかった。
それぞれ映画史全体において、非常に重要な作品となっている『ジェダイの帰還』と『E.T.』。両作品ともSFというジャンルは同じだが、銀河の平和や家族のために戦うスター・ウォーズと、地球のもとに迷い込んだエイリアンと、地球人一家が仲良くなるというE.T.ではテイストがかなり違う。
今回Screen Rantによると、この2作品に意外な共通点があることがわかった。『E.T.』で主人公E.T.役の声を名演したパット・ウェルシュが、『ジェダイの帰還』にも登場しているというのだ。
E.T.を担当したパット・ウェルシュは、その低いとも高いとも言えない独特な声色が地球外生命体を具現化するのに重要な役割を果たした。とある古いインタビューで、彼女は「低いのが地声」だと明かしている。
E.T.の声を担当したパット・ウェルシュ
Meet Pat Welsh, the voice of E.T. pic.twitter.com/hsZNuI7w9u
— Eyes On Cinema (@RealEOC) September 29, 2018
このパット・ウェルシュはなんと、『ジェダイの帰還』にも声の出演を果たしているというのだ。それは、レイア姫が賞金稼ぎのブーシになりすまし、ジャバ・ザ・ハットの宮殿に潜入するという場面。中身はレイアなのだが、喋る際は声を変えており、この際の声をパット・ウェルシュが務めたという。
意外な共通点があった『ジェダイの帰還』と『E.T.』。しかしパットはこのどちらの作品にも名前がクレジットされていないのだ。その理由は明らかではないが、もしかするとファンの想像にまかせるためだったのかもしれない。E.T.の声という形でこの世に大きな功績を遺したパットは、1995年に79歳で亡くなっている。