女優のエマ・ワトソンが、2013年に公開され大ヒットした映画『ブリングリング』内で演じたキャラクターのニッキー。そのモデルとなった女性アレクシス・ヘインズ(旧姓ネイエーズ)が、エマ・ワトソンに物申しているという。
映画『ブリングリング』は、実際にあったティーンエイジャーのグループによるセレブリティを狙った強盗事件を元にしたもので、ソフィア・コッポラがメガホンを取っている。
今週、コメディアンのジウェ・フムドゥと共にインスタグラムライブに登場したアレクシス・ヘインズは、「私が気になっているのは、エマが映画で演じたキャラクター(ニッキー)や私自身についてコメントした時のことよ。彼女は、私がすでに薬物中毒で有罪判決を受けていたにも関わらず、まだヘロインを手放せないでいるかのように語ったの。映画を撮影していた当時、私はすでに治療に入っていたわ」と語り、「確かエマは、『(ニッキーは)私なら絶対やらないだろうことを全てやってる。気持ち悪いわ』みたいなことを言ったのよ」と付け加えた。
アレクシスがエマのどの発言を指したのかはわかっていないが、2013年にエマが雑誌GQのインタビューに応えた際、「この役を私が演じるなんて、ありえないと思っていたわ。彼女は私が絶対になりたくないと思うもの全てを詰め込んだような人物だもの」と語っていたのは確かだ。
さらにエマは、「私とニッキーはまるで正反対なの。でも台本を読んで、その社会的な役割をしっかりと見つめ直した時に、やらなきゃいけないって思ったのよ。ニッキーというキャラクターは、私が全力で拒否するもの全てを持っているの。表面的で、お金やモノが一番大切で、不道徳で、虚しい。彼女はそんな人物。演じていくなかで、私は彼女のことが心から嫌いなんだって気づいたわ」と付け加える。
なぜそんな人物を演じようと思ったのかという質問については、「興味深いと思ったのよ。それに、演じてみると女優としての私の役割や、私の仕事に対して全く新しい視点を持つことができるんじゃないかって思ったの」と答えていた。