アメリカの長寿人気トーク番組「エレンの部屋」の司会者であるエレン・デジェネレス。彼女の態度の悪さを告白する人が現れ、さらにスタッフより「仕事の状況を明確に教えてくれない」や「給料が支払われていない」などといった批判が相次ぎ、問題が続出中なのだが、そんな中、彼女の兄で、プロデューサー&ミュージシャンのヴァンス・デジェネレスが現在の心境を明かした。
ヴァンス・デジェネレスは8月5日、ツイッターを更新。そこで「エレンが故意に彼女のショーでいじめや人種差別を許すだろうと思っているとしたら、 君たちは妹のことを知らない。彼女は今までも、そしてこれからも、暗い世界の中で明るい光を放ち続ける。彼女は、君たちがこれまでに会うことができる最も親切で、最も寛大な人々の一人。そして最高に面白い人の一人なんだ」と綴った。
この投稿には、「私と私の娘も100%エレンと彼女の家族を支持する」「エレンがいじめや差別を撮影現場でやったとは到底思えない」「エレンは素晴らしい人で人々に楽しみを毎日提供しているわ」と、エレンを支持するコメントが相次いだ。
しかし一方で、エレンの悪態を告発する人も少なくない。スタンダップコメディアンで『ナイト・ミュージアム』『プーと大人になった僕』などで声優としても活躍しているブラッド・ギャレットは、エレンをタグ付けし、「彼女にひどい仕打ちを受けた人を何人も知っている」と綴った。彼は過去に「エレンの部屋」に6回出演していた。
「エレンの部屋」は、司会者エレン・デジェネレスが務める大人気番組で、2003年から約17年間も放送され続けている。ところが今年の4月から、エレンの態度や仕事の体制についての告発が多発。「エレンの部屋」を放送しているワーナー・メディアが、過去の従業員と現在の従業員たちに、職場で起こったことについて聞き込み調査をする事態まで起こっている。