2019年、米フロリダ州にあるディズニー・ワールドで、とある“オイル”を持っていたヘスター・バークホルターさん(69)が逮捕された。これに対しへスターさんが、ディズニーなどを訴える手続きをしたという。
TMZによるとヘスター・バークホルターさんは2019年4月、フロリダのディズニー・ワールドを訪れていた際に、「CBDオイル」を所持していたとして逮捕。このCBDオイルとは、大麻草に含まれる100種類以上の生理活性物質(カンナビノイド)の中の一つであるCBD(カンナビジオール)を中心に抽出したオイル。カンナビノイドと呼ばれるものはCBDの他にもTHCがあり、THCの方は精神作用、いわゆるハイな状態になる作用などがある。CBDは精神作用がなく、CBDオイルは老化やストレスによる食欲、睡眠、運動機能、認知、記憶などを助ける効果があると言われており、主に海外では多くの疾患にこのオイルの利用が用いられている。
このCBDオイルを持っていたへスターさんは、100%医療目的で所持しており、THCは含まれていないと主張。それにも関わらず警察に逮捕されたしまった彼女は、「8歳と10歳の孫の前で手錠をかけられ、孫たちにトラウマを与えた」と書面に書いている。
逮捕されたへスターさん
Disney World Sued By Grandmother Arrested for Having CBD Oil https://t.co/NoseA7mnrr
— Celebrity&Tech News (@CelebTechNews) August 6, 2020
さらに彼女は逮捕されたときにパニックになり、パトカーの後部座席で嘔吐までしてしまったが医療処置を受けられず、15時間ほど酷い環境に置かれたという。またへスターさんは刑務所で、捜査の一貫として服を脱がされ屈辱を受けたとも明かしている。
へスターさんは今回、嫌がらせや暴力、不法逮捕、名誉棄損、精神的苦痛などでディズニー、オーランド警察、オレンジ郡保安局を訴えており、1800万ドル(約20億円)を要求している。