『アバター』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなどで知られる人気女優のゾーイ・サルダナが、過去に伝記映画で黒人歌手ニーナ・シモンを演じたことに対して謝罪した。
ゾーイは、火曜日のインスタグラムの生配信でスティーブン・キャナルスのインタビューに応えた。その際、「私は決してニーナを演じるべきではなかった」と語った。「10年前に持っていた私の全ての力で、なんとかするべきだった」「私はこの完璧な黒人女性(ニーナ)を演じるために、黒人女性がキャスティングされることについて全力を尽くすべきだった」と続けた。
「私は当時、自分自身が黒人女性だったから、(ニーナを演じる)許可を持っていると思っていました」「でもニーナは人生があったし、彼女は具体的に細部まで尊重されるべきだったの」と話した。
ゾーイ・サルダナは、アメリカの女優だが、父親はドミニカ共和国出身で、母親はプエルトリコ出身だ。2016年の映画『Nina(原題)』にて、独自の音楽性で1960年代に人気を集めた黒人歌手で公民権活動家、市民運動家としても活動していたニーナ・シモンを演じた。ゾーイは、ニーナを演じるにあたって特殊メイクで大きな鼻をつけ、肌の色を濃くしたのだが、ニーナのファンから猛反発を受け、ゾーイを降板させるための署名運動まで行われていいた。
Nina Official Trailer #1 (2016) – Zoe Saldana, David Oyelowo Movie HD
ニーナ・シモンといえば、第88回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされたドキュメンタリー作品『ニーナ・シモン 魂の歌』がネットフリックスにて製作され、現在配信されている。
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