アラン・ストークとアレックス・ストークの兄弟は、「ストーク・ツインズ」と言う名で活動するYouTuberだ。双子でイケメンというルックスも話題を呼び、チャンネル登録者数は約500万人にのぼる。
そんな2人が、2件の強盗を装った事件関連して不法監禁と偽の通報を行ったとして罪に問われている。
これまで2人のYouTubeチャンネルには、友人にいたずらしたり、SNSで広がる「チャレンジ」に挑戦する様子などが投稿されていた。
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オレンジ郡地方検事局は水曜日に行った記者発表で「双子はそれぞれ、2019年10月15日に行ったいたずらに関連して、暴行、脅迫、詐欺を伴う重罪と、虚偽通報の軽罪で起訴された」とコメントした。
問題となったいたずらは、2人が上下黒ずくめの服装でスキーマスクを被り、現金が入っているかに見せかけたダッフルバッグを持ってUber(配車サービス)の車を呼ぶというものだ。まるで強盗を終えた直後のような2人を見て、Uberの運転手は乗車を拒否。その模様を編集しYouTubeに投稿していた。この様子を目撃した人は、「2人が銀行強盗を終えて、Uberをカージャックしているように見えた」と語っている。
地元のアーバイン警察は、「警察は当初、Uberの運転手もこのいたずらに加担していると思い、車から降りるよう銃を突きつけた。彼は無関係であることが確認された後、釈放されている」と発表した。さらに、「その後ストーク兄弟には、その行動の危険性を伝え厳重注意している」と付け加えた。
しかしそのわずか4時間後、ストーク兄弟はカリフォルニア大学のキャンパス内で同じようないたずらを仕掛けたのだ。
オレンジ郡検事のトッド・スピッツァー氏は「これらはもはやいたずらではすまない。巻き込まれた人が負傷したり、最悪殺害されてしまうかもしれない犯罪行為だ。警察には一般市民を守るという使命があり、強盗があったとの通報を受ければ市民を救うべくいち早く駆けつける。ところが、駆けつけた警察が見たのは、ただ『ネット上で注目を浴びたい』がために市民や警察を危険に晒す行為だった。」と憤りをあらわにした。
今後の裁判で2人に有罪の判決が下った場合には、最大で禁固4年の刑に処される可能性がある。現時点で、ストーク兄弟はコメントを出していない。