映画、ドラマ、コミックと、さまざま分野で展開を続ける大人気SFシリーズ『スター・ウォーズ』。最新コミック「the High Republic」では、スカイウォーカー・サーガの200年前が描かれている。これをきっかけに、過去が舞台となる映画作品も見てみたいところだが、キャストの加齢などの理由により、なかなか実現には結びつかない。
そこで、外見的に歳を取らないキャラクターであるダース・ベイダーを主役にした映画を作ってみてはどうか。今回は、映画『ダース・ベーダー』を制作するべき理由を紹介したい。
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でも描かれた通り、ダース・ベイダーは悪役だ。しかしなぜそこまで恐れられているのか、これまでに公開された作品からはわからない部分も多い。
しかしこの部分を穴埋めしているのが、ダース・ベイダーにフォーカスしたコミックだ。この中では、ダース・ベイダーがパドメを探し続けている、という興味深い事実も描かれている。この部分が映画化されれば、非常におもしろいのではないだろうか。
また、これまでの『スター・ウォーズ』シリーズではダークサイド側からの視点で物語が描かれることはなかった。もし、初めから終わりまですべてダークサイドを舞台にした内容にしてみればどうだろう。
ダークサイドでは、常に内紛や裏切り行為があるとされている。そんな中、ダース・ベイダーが帝国の対立派閥と戦ったり、敵のテリトリーから脱出するために奮闘するような映画があってはどうか。敵とはいえ、帝国軍のメンバーを倒そうとするような内容には問題があるかもしれないが、ダークサイドの裏側を見てみたいと思う人はたくさんいるだろう。
ダース・ベイダーのキャラクターが深掘りされていないことこそ、『スター・ウォーズ』シリーズが愛される理由なのかもしれない。「もっと彼のことが知りたい」と思うファンの気持ちが、これだけの人気つながっているのだ。実際、ダース・ベイダーは映画以外でも様々な『スター・ウォーズ』作品に登場している。2008年にはテレビゲーム「ソウルキャリバー4」にも取り上げられたほどだ。
ここまでダース・ベイダーを露出させるのであれば、彼主演の映画が1本くらいあってもいいはずだ。映画『ダース・ベイダー』を作るべき理由はこれだけある、見てみたいと思った方も多いのではないだろうか。