人気歌手のテイラー・スウィフトが、今年の大統領選における郵便投票を拒否する、アメリカのドナルド・トランプ大統領を痛烈にバッシングした。
今年11月に行われるアメリカ大統領選挙では、新型コロナウイルスの影響により、郵送による投票の提案がされ、導入している州もあるものの、ドナルド・トランプ大統領は「郵便投票を行えば大惨事になる」「数ヵ月や数年間結果が判明しない可能性がある」とし、郵便投票を拒否する発言をした。
Trump this morning why he won’t fund US Postal Service. “Now they need that money in order to make the post office work so it can take all of these millions and millions of ballots … But if they don’t get those two items that means you can’t have universal mail-in voting.” pic.twitter.com/73NBmSnoNC
— The Recount (@therecount) August 13, 2020
実はこの郵便投票が行われることで、現在劣勢であるトランプは、多くの人々に投票されると自身にとって不利だという見解もあるのだ。トランプは郵便投票が憲法違反だと主張しているが、様々な州で郵便投票を認める法律が成立している。
トランプの反発に、テイラー・スウィフトも黙ってはいられなかったようだ。
8月15日、テイラーはツイッターで「トランプの郵政公社(USPS)の解体は、ある一つのことを明確に証明しています。それは彼が、私たちが彼に大統領になってほしくないと望んでいることをよく知っているということです。彼は権力を握るために露骨にズルをし、多くのアメリカの人々の命を危険にさらすことを選んだのです」と痛烈批判した。
Donald Trump’s ineffective leadership gravely worsened the crisis that we are in and he is now taking advantage of it to subvert and destroy our right to vote and vote safely. Request a ballot early. Vote early.
— Taylor Swift (@taylorswift13) August 15, 2020
さらにテイラーは「ドナルド・トランプの無能なリーダーシップは、私たちがさらされている危機を深刻なまでに悪化させ、彼は現在その立場を利用して、私たちの投票する権利、安全な投票の権利を破壊しようとしています。投票用紙を早く得て、早めの投票を行いましょう」と、強く呼びかけた。
テイラーのこの強く訴えかけるツイートは、現在2つ合わせて100万以上ものいいねがつき、多くの人々がテイラーの意見に同意していることがわかる。
これまでにもトランプのやり方を痛烈に批判し、声をあげてきているテイラー。今後も世界的に影響力のあるテイラーの政治的ツイートに注目が集まりそうだ。