人気歌手ビリー・アイリッシュ(18)が米民主党全国大会でパワフルなスピーチを届け、また新曲「my future」もパフォーマンスした。
ビリーのスピーチ
ビリー・アイリッシュは、米時間8月19日に開催された2020年民主党全国大会にてスピーチを提供。「今がめちゃくちゃなことになっているなんて、私が言わなくても分かってるよね?」と話し始めたビリーは、「ドナルド・トランプは私たちの国、そして私たちが大切にしているすべてを壊しています」と、トランプ現大統領をダイレクトに批判した。
彼女は続けて「気候変動や新型コロナウィルスを“否定”するのではなく、“解決”してくれるリーダーが私たちには必要。組織化された人種差別や不平等と戦うリーダーが必要」と、アメリカや世界が直面する問題を挙げた。
「それがいかに大切な事かを理解している人物を、私たちが選ぶことから始まります。私たちの価値をシェアしてくれるチームを作る人を。それはドナルド・トランプに対抗している、ジョー・バイデンに投票することから始まります」と、トランプ大統領の対抗馬であるジョー・バイデン氏に投票するよう呼びかけた。
最後に「私たちの命や世界ががかかっていると思って投票しなくてはならない。だって本当にそうだから。明るい未来を確信する唯一の方法は、自分たちで作ること。お願いだから登録をして、お願いだから投票して」と呼びかけた。今年の大統領選は11月に行われる。
アメリカでは18歳から投票ができる。投票年齢になったばかりのビリーがここまで政治を自分事として考え、訴えかける姿勢は若者たちに好影響となるだろう。
スピーチの後は新曲「my future」を披露。ビリーがこの曲をパフォーマンスするのはこれが初めてである。森の中にあるようなステージで、キーボードで弾き語りを見せた。兄でプロデューサーのフィネアスもバンドとして参加し、彼ららしいムードのパフォーマンスとなった。