『スター・ウォーズ』の人気キャラクター、オビ=ワン・ケノービを主人公としたスピンオフのドラマシリーズが、全部で1シーズンのみのリミテッド・シリーズとなることがわかった。
『スター・ウォーズ』シリーズにて、アナキン・スカイウォーカーの師匠であり重要な役割を果たすオビ=ワン・ケノービ。彼を主人公としたスピンオフ企画が制作されており、オビ=ワン役は新三部作でも演じていた英俳優ユアン・マクレガーが続投する。同作はDisney+にて配信が決定している。
ルーカスフィルムは2019年、公式にこのドラマの制作を発表し、ユアン・マクレガーが主演することを発表した。さらに同ドラマの時代設定はEP3の『シスの逆襲』と、EP4の『新たなる希望』の間であり、1シーズン6つのエピソードで構成されることも明らかになっていた。この時点では、何シーズンが制作されるかは発表されていなかった。
しかし今回The Wrapによると、ルーカスフィルムの社長であるキャスリーン・ケネディは、このオビ=ワンのドラマが1シーズンのみであり、エピソードは4つのリミテッド・シリーズになることを認めた。理由としては、脚本が書き直されたからだという。
キャスリーンは「どんどん参加してくる才能を見ているのがとても楽しい。そして今、私たちはデボラ・チョウ(監督)と共にオビ=ワン・ケノービのリミテッド・シリーズを制作していて、デボラは最高の仕事をしてくれています」と同誌に話した。
『スター・ウォーズ』ファンにとって、これは少なからずガッカリなニュースだ。現在ディズニーは「マンダロリアン」や『ローグ・ワン』の前哨戦を描くドラマなどスピンオフを複数抱えているが、オビ=ワンにはかなりファンが多く期待度的にはナンバー1であったともいえるからだ。一部のファンはオビ=ワンのシリーズが成功し、『ハン・ソロ』のように単独の映画化も望んでいただけに、リミテッド・シリーズに縮小されてしまったことに落胆を隠せないでいる。
しかしオビ=ワンのスピンオフはこれまでにも、制作がストップしたり脚本家が変わるなど劇的な変化が見られているため、1シーズンのみで4エピソードといった決断もくつがえされる可能性もなくはない。Disney+にて大ヒットとなればシーズン2の検討もあり得るかもしれない。今後の展開も、希望を持って見守りたい。