映画『ドクター・ストレンジ』の第1作目」を監督したスコット・デリクソンが、クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』を映画館で見ることに対して警告し、話題となっている。
『TENET テネット』は当初7月31日に米公開予定だったが、8月12日に延期、その後9月3日に公開されることが決定した（日本公開は9月18日）。公開に先駆け、スコットは劇場で『TENET テネット』やそのほかの映画を見ることに対して人々に警告するツイートを投稿した。
Don’t go see Tenet or any other movie in a theater. There, I said it.
— N O S ⋊ Ɔ I ᴚ ᴚ Ǝ ᗡ ⊥ ⊥ O Ɔ S (@scottderrickson) August 22, 2020
彼は「『TENET テネット』やそのほかの映画を劇場で見ないで。言ってしまった」とツイート。その後、付け加えて「もちろんアメリカ人に対して言ってるんだ」とツイートした。このツイートは、明らかに新型コロナウイルスの感染拡大防止の注意喚起として発信されたものだったが、映画監督から「劇場に来ないで」と言われることは、ファンにとっては納得がいかなかったよう。
このツイートには「フォローアップした2つ目のツイートよりも、“アメリカ人に伝えている”と言う注意書きを入れておくとよかったのではないですか？映画館は世界中で何の問題もなく、何週間も営業しています。監督から聞くと、何と言うか、モラルに欠けていて、ガッカリしてしまう」「もう映画館に行ったよ、マスクをして、好きなことをしている」と言う返信も見受けられた。また返信欄には、映画館のスタッフの声もあり「30分かけて掃除しなくてはならない」と言う現状を訴えるものも。そんな返信に対し、スコットは劇場は安全かどうかと言う内容の記事のURLもシェアした。
『TENET テネット』は全米公開に先駆けて、8月26日から欧州・アジア圏を皮切りに世界各国で順次公開という異例の発表をした。時間が逆行するというゲーム性を描き、驚異のスケールで放つ極限のタイムサスペンス超大作で、公開を待ちわびているファンも少なくない。
