人気ボーイズグループのワン・ダイレクション(1D)のメンバーで、現在ソロアーティストとして活躍しているハリー・スタイルズが、超多忙な1D時代に、ツアー中にレコーディングを行っていたある方法を明かした。
2010年にオーディション番組「Xファクター」をキッカケに華々しくデビューした1Dは、デビュー直後から瞬く間に世界中で人気を博しモンスターグループとなった。彼らの活動は多忙を極め、世界ツアー中にレコーディング、アルバムのプロモーション、そしてまたツアーとその繰り返しの日々であった。
超多忙を極めていた1Dは、どのようにしてツアー中でもレコーディングを行っていたのだろうか。そのユニークな方法をメンバーのハリー・スタイルズが明かしてくれた。
ハリーは2019年12月にリリースしたソロ第二弾となるアルバム「Fine Line」のプロモーションでの、Apple Musicのゼイン・ロウによるインタビューの中で「最後に行った2つのツアーで、ぼくたちは古い見張り用のトラックを購入して、それをスタジオに変えたんだ」「それがあればツアーにもついてこれるし、だからツアー会場でもこの小さなエアコンもない監視用トラックに入ってレコーディングしたのさ」「そんな風にレコーディングするのは楽しかったよ。でも全く違うプロセスだったね」と、トラックをスタジオに変え、どこでもレコーディングできる状態にしていたことを明かした。
確かに1Dのドキュメンタリー映画「ワン・ダイレクション THIS IS US」の中でも、メンバーたちが比較的狭い場所でレコーディングをしているシーンがあるが、まさにそこがこのレコーディング・トラックだったようだ。
このことについてナイルも「壁にマットレスを2つ設置して、次にマイク、パソコン、2台のスピーカーを設置したんだ。これがぼくたちが最後のアルバムを作った方法だよ」とかなりDIY感あふれるスタジオであったことを明かしている。
ツアーもレコーディングも同時にこなしていた1D。多忙で疲れていた日々を過ごしていたのも不思議ではない。