長年活躍し続ける人気歌手のエルトン・ジョン(73)が、現在の音楽チャートについて物申している。
エルトン・ジョンは先日、イギリスのラジオ番組「BBC Radio 6 Music」のインタビューの中で、J・ティルマンこと、シンガーソングライターのファーザー・ジョン・ミスティのファンであることを明かした。ファーザー・ジョン・ミスティはメリーランド出身のシンガーソングライター、ギタリスト、ドラマーで、デビュー・アルバム「Fear Fun」がヒットし、グラミー賞やブリット・アワードにもノミネートされ世界的に大ブレイクを果たした。
エルトンはファーザー・ジョン・ミスティについて「ミスティは彼が曲を書く方法についてぼくに少し思い出させてくれるんだ」と明かした。
さらにエルトンは、現在注目の若手シンガーソングライターのコナン・グレイについても絶賛したのだ。
エルトンは「『Heather』という曲を出したコナン・グレイという青年がいてね。彼は22歳くらいのアメリカ出身で、アメリカのSpotifyのトップ50の中で、唯一自分ひとりで曲を書いている人物なんだ」と語り、さらにエルトンは「他のすべてのアーティストには1曲に4、5人のソングライターたちがいるんだ。コナン・グレイはさらにビッグになるだろう。チャートにランクインしているほとんどの楽曲はホンモノの曲ではないんだよ。だから誰かがホンモノの曲を書いているのを聞くのはすばらしいことだね」とコナンのことを絶賛するコメントをした。
そしてエルトンは「曲を自分で書く人たちがぼくは好きだね。実際そうしている人もたくさんいるんだけど、そういう人たちはラジオではかけてもらえていないんだ。ラジオはあまりにも洗練されていて、最近はコンピューターで作られた曲ばかりだから。ぼくはそういうのは興味ないんだよ」と、明かした。