レオナルド・ディカプリオ(44)が、大ヒット映画「タイタニック」(1997)の有名なある台詞が、本当は嫌で仕方なかったことを明らかにした。
「タイタニック」は、言わずと知れた当時の大人気映画。レオナルド・ディカプリオは、たまたま船に乗り合わせ、上流階級の娘ローズ(ケイト・ブランシェット)と運命的な恋に落ちる貧しい青年ジャックを演じた。
映画は大ヒットを記録し、レオナルド・ディカプリオの名を一躍世界に知らしめたが、前半のあるシーンにおける台詞を、ディカプリオは本心では嫌がっていたことを、ジェームズ・キャメロン監督が暴露した。
そのシーンとは、豪華客船に乗り込んだジャックが興奮し、船のへさきで「俺は世界の王だ(原文:I’m the king of the world)」と叫ぶ場面。キャメロン監督がBBCのラジオ番組で語ったところによれば、「あのシーンは撮影現場で思いついたもの、それもクレーンの上で」と裏話を明かした。
このときはちょうど、日暮れが迫る中で様々な台詞を試し、ああでもない、こうでもないと葛藤していた最中だったという。パッとひらめいたキャメロンは、「いいのを思いついた。“俺は世界の王だ”と言うんだ。腕を広げて、ただ楽しめ。その瞬間を祝福しろ」とディカプリオへ伝えたという。
ところがディカプリオの反応は「は?!」というもの。そこで有無を言わさず、トランシーバーを通じて「いいから言え」と押し込めたことで誕生したのがあの場面。ジェームズ・キャメロンいわく、「そして彼は歴史を作った」とのことだ。
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