今では音楽界に欠かせない存在ビリー・アイリッシュ(18)が、これまでに放った率直で親近感のある発言をご紹介する。
ビリー・アイリッシュは2019年にデビューアルバム「ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー? 」をリリースし、大ヒット。今年開催されたグラミー賞でも数々の賞を受賞し、18歳という若さでトップアーティストの座を獲得した。
そんな彼女は、音楽以外でもインタビューなどで率直で自由な発言が度々注目を集める。大スターとなったビリーだが、その地に足の着いたものの見方に親近感を覚える人も少なくないだろう。これまでの発言を見ると、彼女の魅力的な価値観が少し見えるかもしれない。
ブリトニー・スピアーズへの熱烈な愛
ビリーは歌手ブリトニー・スピアーズの大ファン。ブリトニーが先日、インスタグラムにてビリーの楽曲「Bury a Friend」と「Bad Guy」に合わせてダンスをしている動画を投稿したのに対して、ビリーは「ブリトニーありがとう・・・危うくウ〇チ漏らしそうだった」と自身のラジオ番組「me & dad radio」で語っている。
SNSは利点も危険な面もある
ビリーはVogueに対し「正直、インターネットは自分自身を教育するために素晴らしい情報源。自分が全く知らなかったことをネットで学んだし、人々もみんな自分を教育するためにオープンマインドになってくれるといいなと思う」と、ネットがいい学びの場であると話した。一方で「ネットは恐ろしいことにもなると思うか?もちろん。でも、人々に知られるべきことも沢山書いてあると思う。SNSじゃなければ手に入れられない情報とかもね」と、SNSの利点と危険性を語った。
「芸能界は“最悪”」
NMEのインタビューで「この業界はクソ最悪だよ。でも私がこの仕事をしてなかったらかなりみじめになるだろうね。いつだってこれをやりたかったから」とぶっちゃけ発言をしたビリー。「名声とかあれもこれも最悪でも、それでもやっていてよかったって思えることがたくさんあるんだよね」と、やりがいについても話した。
自身のメンタルヘルスについて
「誰かがメンタルヘルスについてアドバイスを欲している時、私が唯一言えるのは“忍耐力”」とVogueに対し語ったビリー。「私は自分自身と気長に付き合ってる。最後のステップを踏まなかった。待てば、物事(マイナスな気持ち)はゆっくりなくなっていくから」
「インスタグラムなんてクソくらえ」
NMEの取材に対しビリーは「昔はコメント全部読んで、タグ付けされた写真全部チェックしてDM全部に返信していた。でも今はほぼインスタは見ないね、手に負えないもん」「あんなものクソくらえだよ。人々が言うひどいことなんて全部見られない。“このアーティストの代わりにあなたが死ね”なんて書かれてるの見てられない。このせいで3月にツイッターも消したし。だれも得しないよ。もしそんなことを直接言われたら、そいつをめちゃくちゃにしてやる」と語っている。
「子役はほとんどサイコパス」
ローリング・ストーンに対し「私は2回くらい(子役の)オーディションに行ったことがある」と話したビリー。「ほんとつまんなかった。気味わるくて、寒い部屋で。子供たちは全員、まったく同じ顔してた。ほとんどの子役はサイコパス」と、自身の経験上からの意見を語った。
体型について
今年5月26日、「私の責任じゃない」と大文字で書き、「ツアーで見せるはずだったショートフィルム。ビリー・アイリッシュ作」とキャプションがついた動画をインスタグラムやYouTubeに投稿。ここでは「いつもどおりのオーバーサイズスウェットを着ているビリー。「私のことを知ってる?本当に?知ってるの?あなたは私の意見、私の音楽、私の服、私の体に対して意見があるみたいだね」「自分が着心地をいいものを着たら、女じゃないと言われる。一枚脱いだらビッチと言われる。私の体を見たことがないはずなのに、なんで見下すの?」などと、体型批判に対して反論している。
「世界は終わろうとしている」
「てか、アメリカの10代の若者は他の誰よりも国のことをわかってる。世界は終わろうとしているのに、なんで投票するのにもっと年齢が上じゃないといけないっていう法律があるのかが理解できない。意味がわからないよ。でも若い人たちが平和的なデモに参加して、屈しない姿勢をみせるのは美しいね」
若くしてスターになったことについて
今年4月、ビリーはAppleのインタビューにて「私たちはこんな感じで一生は生きていけない。(兄と)この前話してたんだけど、私まだ17歳だよって。今みたいな感じで永遠には生きられないし、兄も同じ」と、兄でプロデューサーのフィネアスと若くして成功したことについて話したと明かした。「変なバランスなんだよね。私は自分の人生の中で成長したいし自分の生活も送りたい。でもすでにキャリアも持ってる・・・ツアーをしたことがあるからわかるんだけど、一定期間いなくならなきゃいけない。友達が悲しむ。私がいない間に、友達たちの生活は続く。誰かが亡くなった時に似ているよね。悲しんでばかりじゃなくて、前に進まなくちゃいけない」と話している。