現地時間8月29日土曜日に開催された、LAレイカーズのプレイオフシリーズ第5試合。試合開始前、人気選手のレブロン・ジェームズが、映画『ブラックパンサー』の「ワカンダ・フォーエバー」のポーズをした。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にてブラックパンサー役を演じていた俳優のチャドウィック・ボーズマンが現地時間8月28日金曜日、がんのためこの世を去った。悲し過ぎる訃報は、ファンだけでなく著名人にも多大なるショックを与えた。
NBAは、フロリダで行われた土曜日のプレーオフゲームの前に、チャドウィック・ボーズマン、元トレイルブレイザーズのスターであるクリフ・ロビンソン、殿堂入りしたカレッジコーチのリュート・オルソンに黙祷を捧げた。
レイカーズのチームは全員、膝をついた。その時ジェームズは「ワカンダ・フォーエバー」の敬礼で腕を組んだが、これは『ブラックパンサー』に登場するチャドウィック・ボーズマンのスーパーヒーローキャラクター、トゥ・チャラのトレードマークとなっているジェスチャーだった。アナウンサーはトリビュートの間、チャドウィックのことを「NBAの親しい友人」と呼ぶ一幕もあった。
Wakanda Forever
Rest In Power, Chadwick Boseman. pic.twitter.com/eA57zFhRDB
— Los Angeles Lakers (@Lakers) August 30, 2020
チャドウィック・ボーズマンは、2016年にステージ3の結腸がんと診断されており、2017年のアメリカの伝記映画『マーシャル 法廷を変えた男』、ネットフリックスのオリジナル作品『『ザ・ファイブ・ブラッズ』、新作映画『Ma Rainey’s Black Bottom(原題)』の撮影は、数え切れないほどの手術と化学療法の間に撮影されたものだという。
生前、数々の素晴らしい演技を見せてくれていたチャドウィック。彼の死に数々の著名人はネット上でメッセージを綴っている。