先日、アダルト系プラットフォーム「OnlyFans(オンリーファンズ)」に参入したことが話題となっているディズニーチャンネルのドラマ「シャキラ !」で知られる女優のベラ・ソーン(22)。彼女の影響で利用規制が起こり、他のクリエイターたちの収入が減ったことが原因で批判が殺到している中、ベラ本人が謝罪のコメントを出した。
2016年に設立された新しいアダルト系ソーシャルメディアプラットフォームサービス「OnlyFans」。クリエイター達が製作したコンテンツを視聴者(ファン)が有料で閲覧するという仕組みで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月以降新規登録者が激増している。
このサービスはインスタグラムやツイッターでは発信できないような内容も投稿可能であることから、アダルトな内容のコンテンツが多いことで知られ、一般人はもちろん、ポルノ女優、ストリッパーやセックスワーカーたちクリエイターとして参加している。
この「OnlyFans」に先日、女優のベラ・ソーンがアカウントを開設。自身のコンテンツを月額200ドル(約22000円)で販売したのだが、購読したファンたちはてっきり成人向けのコンテンツが見られると思い込んでしまった。勘違いしたユーザーから「詐欺」と批判が相次いだ。
これを受けOnlyFansの運営は、有料画像に50ドル、チップに100ドルという上限を設ける新ルールを設定したのだった。これに加え、クリエイター側が収益を現金化するまでの待機期間がこれまでの7日間から30日間へと変更された。これにより一部のクリエイターは貴重な収入源を奪われたため、ベラはクリエイターたちからもバッシングを受ける事態になってしまった。
この騒動を受け、ベラは8月29日に連続で謝罪のツイートを投稿した。
PT1 Remove the stigma behind sex, sex work, and the negativity that surrounds the word SEX itself by bringing a mainstream face to it that’s what I was trying to do, to help bring more faces to the site to create more revenue for content creators on the site.
— BITCHIMBELLATHORNE (@bellathorne) August 29, 2020
「パート1。セックスやセックスワーカーのネガティブなイメージや汚名をなくすため、メジャーな人(ベラ自身)の参入が必要だと思って、それを私がやりました。さらに色々な人がこのサイトを訪れ、クリエイターたちにもっと収益があがるようにと」
「私はこのサイトがもっと注目されてほしくて、もっと多くの人がこのサイトに来ればセックスにまつわる悪いイメージがなくなる機会だと思って。でも私の行動が、あなたを傷つけてしまった。私はこれまで、自分のキャリアのリスクを負ってセックスワークやポルノなどへの偏見をなくそうと何度もトライしました」
「セックス関連に関して。私は自分でポルノ作品を書き、監督をしました。仲間やマネージャーに嫌な顔をされても。なぜなら私はセックスの裏にある、汚らわしいというイメージをなんとかしたかったから」
「私の認知度はメジャーで、そういう人は意見やプラットフォームがあれば、自分より大切なことを啓発するために使います。再度言いますが、今回私は人々を傷つけてしまったことに関し、本当に申し訳なく思っています」
「これはもうめちゃくちゃなことになってしまった。ごめんなさい」
またベラは迷惑をかけてしまった人々を助けようと「アイデアとか心配事があったらリンクや写真を送ってね。みんなを宣伝するよ!」と呼びかけた。
ベラがOnlyFansで開設したアカウントはわずか1日で100万ドル(約1億1000万円)もの売り上げを記録し話題となった。しかしその後、このアカウントを開設した目的が、彼女の次の出演作「ザ・フロリダ・プロジェクト」での役柄のリサーチのためであったことが関係者によって暴露されている。