マーベル映画『ブラックパンサー』などで知られる俳優のチャドウィック・ボーズマンが8月28日、がんのため43歳で他界。世界中が彼の死を悲しむ中、マーベルがチャドウィックの追悼動画を公開した。
チャドウィック・ボーズマンは2016年にステージ3のガンと診断され、それから4年に渡り闘病を続けていたが、残念ながら今年8月28日にこの世を去った。病気であることはファンに隠しながらの闘病生活であった。
マーベル・スタジオの公式ツイッターアカウントは8月31日、チャドウィック・ボーズマンへの追悼動画を投稿。そこでは『ブラックパンサー』撮影現場での裏側を映した映像や、マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギを含む関係者が、チャドウィックに関して語っている。
「あなたはずっと私たちのキングです」と書かれたこの動画でケヴィン・ファイギが「チャドウィックはMCUに完璧にフィットする、素晴らしい俳優だ」と語ったり、さらに『アイアンマン』主演のロバート・ダウニー・Jr.が舞台あいさつにて、チャドウィックを観客に紹介するシーンなども見られ、エモーショナルな内容となっている。
You will always be our King. pic.twitter.com/6yfKb913rI
— Marvel Studios (@MarvelStudios) August 31, 2020
『ブラックパンサー』にて、妹シュリ役を演じたレティティア・ライトは「彼には奥深さがある。彼の目を見ると、何が起こっているかがわかった」と語る。また共演者のルピタ・ニョンゴは「チャドウィックはティ・チャラというキャラクターに全てをもたらした。尊厳をもって王冠を被らせた」と話す。
同じMCUでキャプテン・アメリカを演じているクリス・エヴァンスは「チャドウィックは原動力的存在。素晴らしい才能。彼のすべての出演作は素晴らしい」と話し、『ブラックパンサー』で悪役を演じたマイケル・B・ジョーダンは「チャドウィックのことは17歳の時から知ってるから、長い友人だ。彼は素晴らしい仕事をしたよ」と称賛した。
世界各地で行われた『ブラックパンサー』のプレミアイベントにて、歓声を浴びるチャドウィック。ロバート・ダウニー・Jr.は「彼は本当に賢くて、ダイナミックな男だ。彼は(ファンからの)愛の大きさに驚いているよ。今では文化になり、象徴になった」と話す。
最後はチャドウィック本人が語る。
「この映画は面白い。自分の頭で『この映画って世界にとって価値があるのかな?』と考えたことがあるけど、実際にあるんだ。この作品は現実逃避できるからだけではなく、人々に希望を与えるから。それって重要なことだと気づいたよ」
キャスト、スタッフ、そしてファンから尊敬され愛されたチャドウィック。彼はこれからも、人々の心の中で生きていくだろう。
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